民進党を売った前原誠司

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※「言うだけ番長」再び。

「どんな知恵を絞ってでも安倍晋三政権を終わらせる。野党がばらばらでは選挙に勝てない」

と言っていた前原誠司、来たる総選挙に対する戦略は

「考え得る限り最低最悪」

の選択肢だった様だ。
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※そうやって極秘に「民進党党首が民進党を売っていた」訳だ。

前原誠司自身は「無所属」で出馬だが、民進党を「届け出政党」とはせず、希望者は「希望の党」から出馬、と言うのが基本路線らしい。そうするのは勝手だが、それをやったら衆議院から「民進党」は消滅する。民進党解党への第一歩」とも受け取れ、そうする事で「希望の党」に合流するつもりらしい。…最早「民進党の立て直し」は不可能、と言う事か。

前原誠司自身は無所属で出馬しても小選挙区で勝つ事は不可能ではないだろう。民進党議員にも強固な地盤を持っている議員もいるからそういう議員はどういう政党の看板を掲げようが無所属だろうがそれ程関係ないのかも知れないが、そうでない議員は一筋縄ではいかない。民進党」の看板で出馬出来ない以上、無所属で「小選挙区で勝つ」か、何処かの政党の公認を受けて出馬するしかない。これでは民進党に多い「比例復活」の議員は生きた心地がしないどころか「本当に生きて国会に帰って来ることは出来ない」であろう。しかも小池百合子

民進党側から、いろいろと呼びかけはあったと聞いているが、そもそも『党としてうんぬん』は、こちらは、全く考えていない。どういうふうな対応をとられるかは、先方が考えることだ」

と、「政党同士の合流」を明確に否定、しかも

「基本的には憲法(改正)への対応。それは安全保障にも関わる」

と、憲法改正と安保法を「踏み絵」にする方針で御丁寧に

「一人一人の考え方を確認する」

と、言う事だ。…民進党でなくても「リベラル派」の参加は難しそうだ。小池百合子自身、民進党内の旧社会党出身議員との合流について記者団に質問され、

「そういう方は、そもそも(希望の党に)来られないんじゃないか」

と、見ている様だが…
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※信念捨てますか?議員バッジ捨てますか?
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※本音はこういう事。

…この時点で前原誠司小池百合子の主張とは合致しない「リベラル派」を見捨てているに等しい。そういう連中の「大量落選」は喜ばしい事ではあるが、その代わりに当選するのが小池百合子の息がかかった素人」や「小池百合子に寄生した民進党出身者」では「国政の刷新」など期待出来る筈もない。「悪夢の民主党政権」の二の舞がオチだろう。同じ過ちを繰り返すのでは余りにも進歩がない。民進党が合流する、と言う時点で「希望の党」の「希望」とは「国民ではなく」、「民進党の選挙難民」の為の「希望」でしかない。小沢一郎は2012年の総選挙の際、「日本未来の党」なる政党を立ち上げ、即潰したが、希望の党」から「民進党出身議員」がそれなり以上の数で誕生してしまったら恐らくそれと類似した光景が見られる事になるだろう。

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※そりゃそうだ。

…そして民進党にはよくある事なのだが、「事前の根回し」をしない為、無用の混乱を生む事になる。民進党参議院議員集会を緊急に開催したが、無意味に手間と労力を費やしただけだった。また、地方組織では例えば北海道の様に「全選挙区で野党統一候補」を擁立する方針で、既に交渉もしていた所まであったのだが、全て「ご破算」となった。志位和夫が「衆院選選挙協力するとの4野党合意」について

「きちんと守っていくことが大事だ」

と言った所で「既に手遅れ」で、ベクトルは「反共」の「希望の党」の方を向いている。参議院では「民進党」の看板は今のところ「残す」方針の様だが、こういう「裏切り」のやり方では残した所で「これ以上左に傾く」事は出来まい。勿論「右にも寄れない」ので「そのまま消滅」が待ち受ける結末となるだろう。

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※代表が民進党を売ったのは責任者が真っ先に逃亡したセウォル号と変わらない。

民進党両院議員総会が紛糾するのは目に見えているが、前原誠司の選挙戦略が報道されている通りなら

「船が沈みかけた時に真っ先に船長が逃げ出した」

韓国の「セウォル号」と「本質は変わらない」と言えるのである。

「悪貨は良貨を駆逐する」

と言う。小池百合子の「良貨レベル」がどこであろうと確実に「それ以下の悪貨」と言い切れる民進党が混ざるのでは「結局そのレベル」に落ちる事は間違いなかろう。だが、それでも前原誠司のこの決断には「一つだけ」日本にメリットをもたらす可能性がある。それは民進党(民主党)」と言う看板だけで当選した国政に最も不要な

「リベラルゾンビ」

の行き場所を無くした事である。「党首が自分の政党を売る」と言う汚名を被ってまで日本と言う国の為に尽くしているのであれば前原誠司も見直す価値があるかも知れないが、本音は所詮

「選挙に当選するため」

でしかない。折角自分達で御膳立てしてくれたのだ。この機会に「民進党」及びその残存勢力を一掃すべきなのは言うまでもない。
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※勿論「落選させる」と言うのが当然の選択肢