民進党は「解党的出直し」ではなく「解党」すべきだ。

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前原誠司によって分裂して以来、存在感のない所まで落ちた感の強い民進党。それでも「党勢回復」を謀っている模様だ。


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「新たな政策目標を掲げ、国民の再結集を図る」

と言うが、その「新たな政策目標」とやらは

政権交代して『何をするのか?』」

が明確でなければ意味はない。立憲民主党希望の党との連携を念頭に「友党の輪」を幾ら強調した所で世間はそれを

「結局は『民進党に逆戻り』」

としか受け取らないだろう。問題はそこから「どう脱却するか?」なのだがこういう事を言っている様ではその理解が在るとは思えない。

分裂前の民進党

反自民、非共産」

でさえあれば自民党に居てもおかしくない思想信条の持ち主から旧社会党の亡霊同然と言っても過言でない者まで良く言えば「幅広く」、悪く言えば「形振り構わず」で存在していた。その時点で「統一した見解」など期待出来る筈もなく、予想を裏切らず「曖昧」「玉虫色」「妥協案」が代名詞になった。それでも「反自民、非共産」と言う無茶な幅がある事で「選挙互助会」としての機能は維持していた物の、立憲民主、希望と分裂した事によって有権者が選挙に際して

「より自身の考えに近い『非自民、非共産』」

の政党を選べる様になった。つまり「民進党」と言う看板が

選挙互助会として機能しない」

と言う事を意味すると言えるだろう。例えて言うなら

「肉を切り分け、ダシも取り終わった後の鶏ガラ」

みたいなものだ。そんなものに何処まで「価値を見出だせる」のであろうか?

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…そこで登場したのが


と言うこの政党における「常套句」である。既に何度聞いたか判らない程で

「解党『するする』詐欺」

と言い換えても良さそうだが、必要なのは

「『解党的出直し』ではなく「解党』」

であるのは論を待たない。

それでも
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と、意気込みだけは立派だが、その前に自分達の立ち位置を把握した方が良いだろう。ここで自分達の主張を明確にして根を張れるのかが問題だが、どちらにしろ民進党の存在価値自体が既に「過去の物」となっている。潔く身を退く方が理に叶っていると言えるだろう。