民主的でない相撲協会

※次はどう動く?
昨年から不祥事連発の大相撲、初場所も終わり、次の焦点は2月2日に行われる理事選になる。現執行部と貴乃花親方の確執が解消されないままでの理事選、貴乃花親方が出馬するのか否か?また貴乃花親方に同調する理事がどれだけ当選するのか?相撲界の今後を占う非常に大きな意味を持っている事は間違いない。
それだけでも十分に「民主的とは言えない」システムだが、八角理事長はそうなった場合、
「後で決めれば良い」
と、誠実とは思えない回答を取材に対して答えたのだと言う。
「貴乃花派を排除」
した理事選出はその気になれば可能なシステムだ。理事長と評議員会がグルなら何でもアリになる、そして「後出しじゃんけん」が罷り通るとんでもないシステムが相撲協会の現状なのだ。八角理事長にガバナンス能力が欠如しているのは明白だが、理事選出方法からどうにかしないと相撲協会の体質は変わりようがない。
「自分達のやり方では世間に通用しない」
と言う世論を突き付けるしかない。マスコミもアテにはならないので「草の根」から始めるよりないのだろう。…相撲協会の改革の夜明けは遠い。