国際会議をバックレた韓国外交


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ミュンヘン安全保障会議北朝鮮の制裁逃れの密輸の疑いを指摘する河野外相。

先週末に行われていたミュンヘン安全保障会議(MSC)、日本からは河野外相が出席し、北朝鮮問題を取り上げたり、また参加各国要人との会談を行っていた。NATOイェンス・ストルテンベルグ事務総長が

NATO加盟国が北朝鮮ミサイルの射程圏内にある」

北朝鮮が核プログラムをあきらめるように最大限の圧力を加えなければならない」

と言えばヴォルフガング・イシンガーMSC議長も

「今、世界の安保状況は旧ソ連解体以降、いつにもまして不安定だ」

と懸念し、また河野外相は

北朝鮮核武装容認は核拡散防止条約(NPT)体制の崩壊につながる可能性がある」

と、各々北朝鮮の核・ミサイルの脅威を挙げたが、最大の注目はアメリカから参加したジェームズ・リッシュ上院議員から

トランプ大統領金正恩核兵器を米本土に運ぶ運搬システム(大陸間弾道ミサイルICBM)を完成することは無いようにすると約束した。『鼻血作戦』はない。もしこのようなこと(=武力行使)が始まれば、これは文明史上最も災難的な事件の一つになるだろう。だが、とても短く終わるだろう。そして、その結果により、大規模な死傷者が発生するだろう。大統領がそのようにしないだろうと信じる人々は一歩退いて一息入れ、彼の言うことを聞いてみなさい。大統領は直ちにそのようにする準備ができている」

と言う趣旨の「アメリカによる北朝鮮攻撃」を示唆する爆弾発言まで飛び出した事だろう。しかし日本同様北朝鮮の核・ミサイルの脅威下にある韓国からは大統領も外相も出席しなかった。それだけでも「危機感」と言うものがまるで感じられない。

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※韓国のやる事などいつもそうだ。

この会議に韓国から出席したのは文在寅の与党である「共に民主党」の代表秋美愛だった。明らかな「格下」だ。それでも韓国外交部は先述したリッシュ上院議員の「爆弾発言」を会議終了翌日午前まで把握すらしていなかった。北朝鮮問題はこのミュンヘン安全保障会議での「主要なテーマ」の一つであり、前政権で外相だった尹炳世は2015年から毎年参加していた。目の前の脅威に対してこの体たらくでは「お粗末」と言うよりない。中央日報でなくてもその対応を批判したくなるのは当然だろう。

外相の康京和が欠席したのは

平昌五輪に外国の首脳級要人が来るから」

だと韓国政府は説明しているが、それは「表向き」の話だろう。国際社会の建前、韓国としてもこの会議を「無視する選択肢」は有り得ないが、かと言って会議の主要なテーマが「北朝鮮問題」である以上「大統領や外相」クラスの出席では北朝鮮を刺激するのはまず間違いないだろう。文在寅としては折角五輪開催で「北朝鮮との関係が好転する兆し」を掴んだ、と思っているだけに自身や外相がMSCに出席する事で北朝鮮を刺激し、今まで自分が積み上げてきた(であろう)北朝鮮との関係を壊したくない、そういう判断をしたのではないのか?…だとすればこの者、「本物の阿呆」だ。その「従北街道一直線」と「国際協調」のどちらが大事なのか?韓国の国益に資するか?は明白だが、それも理解出来ない程度では「一国のトップ」の器でない事は明らかだ。どうなろうが日本の知った事ではないが。

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※孤立する者同士が寄り添う図。

アメリカによる北朝鮮攻撃」が囁かれているが、仮に攻撃を決断したとしても文在寅がこの様な態度ではアメリカが「韓国に配慮する」など有り得ないだろう。それどころか北朝鮮問題で「当事国扱い」さえされない可能性だって有り得る。その時になって何を言った所で「全ては手遅れ」なのだがこの文在寅と言う阿呆はそれでも世迷い言を吐き続けるのだろう。そうやって韓国は世界から孤立していくのだろう。百歩譲って朝鮮半島に「統一国家」が出来るとしても

文在寅政権下での韓国主導」

は有り得ない、この阿呆をのさばらせて困るのは自分達だと周辺国は理解しているからだ。政権を獲ったからと言って「何でも思い通りに出来る」と考えるのは間違いだが、文在寅は何時になったらそれを理解するのだろうか?最低限「解決策の実行を妨害」する真似だけはしないで貰いたいものである。