ここがヘンだよ小泉進次郎

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「もりかけ」を巡って自民党議員であるにも関わらず

「後ろから鉄砲を撃つ」

形で国賊野党やマスコミの肩を持つ奴は何故か存在する。誉められる言動でない事は確実だが、自民党若手注目株ぼ小泉進次郎もその「仲間入り」をしたいらしい。
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小泉進次郎はこの様に6日の党会合の場で述べたらしい。如何にも野党やマスコミが喜びそうな言い種ではあるが、そもそも「もりかけ」で「最も重要な焦点」は「決着が付いている」と言えるのではないのか?それは

「もりかけで安倍首相は潔白だった」

と言う点である。

「もりかけ」が国会で取り上げられて1年以上経つがその間に「安倍首相の関与」を裏付ける物証は皆無だった。出てきたのは怪しい証言程度でしかない。それは何故なのか?小泉進次郎はその辺りを考えて発言したのだろうか?

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同時に小泉進次郎はこの様にも発言している。ゴミカス国賊野党如きでは「行政監視」などとてもじゃないが任せられるレベルに達していない。だから与党がそれをもやるしかない、と言う趣旨ならともかく、小泉進次郎のこの場での発言は

「マスコミを忖度」

したとしか思えない内容としか受け取れない。

加計学園の一件を「おかしい」と言うなら獣医師会から献金を受けた議員が悉くその獣医師会の意向に沿った言動なのは何故なのか考えての発言なのか?文科省の「獣医学部開設は申請からして受け付けない」と言う告示にどんな正当性があるのか論証出来るのか?京都産業大学が撤退した時、会見で「不公正とは感じなかった」と述べた事を「虚偽」と証明出来るのか?加戸前愛媛県知事の発言の誤りを証明出来るのか?それら全て行った上で疑問を呈するのであれば理解出来るが、小泉進次郎もそこには触れない。つまりそういう点に触れずに「疑惑は深まった」と言い続けるマスコミと発言のレベルは変わらない。だから

小泉進次郎の発言はマスコミを忖度しただけ」

と言えるのである。


国家戦略特区制度の核心を付く質疑が既に行われている。どうしても加計学園の一件で安倍首相を疑いたいのであれば誰彼問わずこの答弁が虚偽である事を証明してから物を言うべきであろう。それが出来ない者にとやかく言う資格はない。
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小泉進次郎は例の愛媛県文書にも言及し、

「どう考えても、愛媛県に嘘をついたというのはおかしい」

と述べたが、その時、「国家戦略特区を活用した獣医学部開設」案件は新潟市が申請していた。愛媛県の文書からでもそれに対する加計学園の「危機感」は読み取れるし、構造改革特区から国家戦略特区への申請切り替えが取り沙汰されていた時期でもあった。既に幾度となく却下の憂き目を見ている構造改革特区より新設された国家戦略特区に希望を見出だしてその方向に話を纏めるべく使った「方便」の可能性が高い、と考えられる。だからと言って「嘘」は良くないのは当然だが、小泉進次郎の発言からはそういう要素を見出だせない。どういう方向を向いて口を開いているのか?明白であろう。

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執行部の決定に異論を唱えるな、とは言わない。自民党に対する「一言居士」でも大いに結構だ。だが無意味にマスコミを忖度し、「報道しない自由」に追随するのでは何一つ意味をなさない。このままでは「石破茂2号」が関の山で、人気取りや派閥均衡人事の為に閣僚に任命される事はあっても総理になる実力は伴わないだろう。本気で小泉進次郎が「将来の総理」を目指すのであれば今ここでマスコミを忖度する真似などせず、逆にマスコミに「報道しない自由」を糾弾する位の気概を見せなくてはならないが、小泉進次郎、その器を計るには良い機会だ。さて、どうなるか?