文科省の大掃除が必要だ。
※太ぇ野郎だ。
実に「とんでもない」事件が発覚した。
文科省の現役局長が東京医科大学を文部科学省が特色ある研究に対して費用を支援する「私立大学研究ブランディング事業」の対象に選定する見返りに自分の息子を東京医科大学に合格させていた、と言うのだ。しかもこの依頼をしていたのは、大学トップの臼井正彦理事長だったらしい。
※金銭のやり取りでなくても「賄賂」は成り立つ。
直接の金銭の授受があった、と言う訳ではない様だが、こういうケースの見返りであっても「賄賂」と判断出来る様だ。だから佐野太は「受託収賄」容疑で逮捕された訳だ。
そんな話が纏まったのは昨年5月頃だと言う。昨年発覚した文科省の組織的天下りえお受けて引き締めを図っていたその時期にこんな事をしていたのだから文科省の「面従腹背」ぶりは相当の重症であろう。しかも佐野太は「事務次官候補」とされており、前川喜平が事務次官になった際に官房長になっているのだと言う。前川喜平の息がかかっていた、または同じ穴の狢であった可能性は高いだろう。類は友を呼ぶ、と言う事か。
事件の発覚を受けて林文科相はこの様に述べ、佐野太を即刻解任したが、野党は何故かこの問題への「集中審議」を要求している。
例え人事が内閣人事局によるものだとしても任命の時点で当人が不正を働く事が予見出来た、と言うのでもない限り責任を問う事は難しいだろう。しかも便宜の見返りは「文科省へ」ではなく、「個人へ」のものだ。それを証明出来ない限り内閣の政治責任を問うのは不毛である。辻元清美は
「安倍首相も佐野太も行政を私物化している」
…要するにこの連中は国会でこの問題をネタに騒いで延長した会期を無駄にしたいだけなのだろう。事件の背景や動機などこれから解明されるべき点も多々ある。国会は事件の捜査や真相解明を行う場所ではない。先ずは「国会議員として国会でやるべき事」をやるべきなのは論を待たない。
AERAによると、この事件に対して
「こんな昭和みたいなこと、誰がやるんだよ」
「なぜこのタイミングなのか。特捜が動いているということは、官邸のリークなのか。目的は何なのか。省内は疑心暗鬼になっている」
などと言う文科省官僚のコメントが紹介されているが、官邸が事件を把握して特捜にリークしていた、としても
「不正を不正として暴いた」
だけで深く考える事ではないだろう。いずれにしても先ずは捜査による実態解明を待つべきである。