やっぱりヘンだよ朝日新聞 その2
朝日新聞の「お前が言うか」その2、である。
新宿区ではこれまで4ヶ所の公園で認めてきた「デモ出発点」を8月から新宿中央公園のみにした。朝日新聞はこの動きに反発して6月30日の社説でそれを批判していたのだが、やはり「おかしな」主張でしかなかった。
新宿区がデモ出発点を規制したのは「住民の生活環境を守るため」としている。勿論「集会の自由」「表現の自由」は尊重されるべきだが、それらの権利と「付近住民が平穏に生活する権利」の利害が衝突する場合、行政としては難しい判断を迫られる事になるが、「より公益に資する」方を選択するのが必要な事であろう。新宿区以外からやって来るデモ参加者と新宿区民のどちらを新宿区として優先すべきかは論を待たない。流石「デモが民意」と言う朝日新聞の事だけある。
朝日新聞は社説で
《デモや集会を通じて、意見を形づくり、それを他人に伝え、異なる考えにも耳を傾けて考えを深めることは、民主主義社会にとって極めて大切》
と言う。朝日新聞は川崎市の取り組みを引き合いにして批判しているが、その川崎市では保守派の団体が計画し、川崎市がその基準に基づいて許可した集会やデモでさえ、それに反対する左翼界隈の妨害で開催出来なくなる、と言った事案が幾つも発生している。
「異なる考えにも耳を傾けて考えを深めることは、民主主義社会にとって極めて大切」
「規制される事によって都合の悪いデモ」
と、
「妨害されたり、阻止されても見なかった事にするデモ」
が存在する事になる。自分達で言っておきながら朝日新聞には
「異なる考えにも耳を傾けて考えを深める」
姿勢は何処にもない。
社説だろうが何だろうが、朝日新聞がそういう「ダブルスタンダード」で何か言っても意味はない。明らかな「差別」がそこには存在するのだ。朝日新聞が「まともな意見を言っている」と世間に認められるにはそういう「差別」「偏見」から脱却しなくてはならない。保守系のデモだって立派な「デモ」だ。それを妨害する連中こそ「民主主義の敵」だが、朝日新聞にそう言える器量はあるのか?それが出来ない朝日新聞こそ「民主主義の敵」なのだ。