翁長雄志の遺言を政争の具にする愚


※遺言音声の存在に疑問が付けられた。


翁長雄志の死去に伴って行われる沖縄知事選挙、玉城デニー翁長雄志の遺言を尊重して出馬する方向なのだと言う。しかし、「会派おきなわ」が

「直接音声を聞かなければ言葉のニュアンスが分からない」

として音声の開示を要求したものの唯一音声を聞いた、と言う新里米吉はコレを拒否、反発した「会派おきなわ」は候補者選定に関わる「調整会議」を離脱する可能性にも言及し出している。

幾ら翁長雄志の遺言、とは言え、それを聞いたのは一人、しかも出所は遺族「関係者」と、妙な表現がされている。疑問の声が出るのも当然であろう。開示しない理由は「広めたくない」と言う意向を受けての事、だそうだが、音声そのものが非公開でもその存在を記事にされるのでは意味がなかろう。対応自体が内ゲバを誘引するかの様にしか思えないが、それ位の展開も読めない程度の器なら県知事など務まる筈もない。

自称「オール沖縄」がこの件で分裂し、「会派おきなわ」が独自候補を擁立する展開になれば保守派を利する結果にもなりかねない。日本の国益にはそれが一番有り難いが、この連中、「翁長雄志の遺言を政争の具にする愚」を犯していると理解しないのだろうか?それにしても存在どころか出所、経緯も含めて不自然な点が多い遺言である。信用するにしても拘りすぎて知事選で負けたらどうするのか?残るのが「敗北と内ゲバ」では何にもならないが、こんな事で揉めている時点で「県政を任せられない」と思われても仕方あるまい。さて、この騒動、どうなるのやら?