哀愁の国民民主党代表選
※注目度も低め。
「争点がハッキリしない」
代表選も珍しいだろう。
会見で玉木雄一郎が
と、言えば津村啓介は
と、主張し、「新しさ」をお互い形は違えど打ち出したい様だ。だが、何処まで行っても
「所詮は元民主」
と言う「呪いの枕詞」から双方逃れる事は出来ないし、
NHKの調査では「政党支持率0.4%」と言う有り様だ。どちらが勝った所で支持率が劇的に改善する訳ではないだろうし、そもそも国民が関心を持って行方を見守る選挙でもない。結党して僅か4ヶ月、記念すべき初の「国民民主党代表選挙」なのに既に哀愁が漂っている。
※どっちが勝っても国民民主党はそういう存在でしかない。
「審議拒否はしない現執行部の路線を継承する。これは玉木氏と共通の党のこだわりだ」
と、追認してしまっている。もっとも立憲民主党に言わせると
「与党との妥協は野党共闘を乱す行為」
らしいので、折り合いをどう付けるのか?問題として残り続ける。
「野党共闘はできる限り一枚岩でやっていく」
と、主張。自分達が野党を主導出来るなら兎も角、立憲民主党主導だと
「自分達の主張か野党共闘か」
と言う選択を常に迫られる危険がある。そういう場面で的確な判断が出来ればまだしも、自分達の主張を優先すると「野党共闘の輪からつま弾き」にされかねないし、野党共闘にのめり込めばそれだけ党として存在感がなくなる。そしてそれ以前の問題として本当に野党が纏まれるのであれば民進党は分裂などしない。当事者でありながらそれを理解しないのでは話にもなるまい。結局明確な「違い」とは
「共産党とも組むか否か」
でしかなかった。やはり哀愁たっぷりの選挙でしかない。