ここがヘンだよ「九条の会」
※単なる「安倍憎し」でしかない。
する改憲案について
「現在の9条を根本から破壊して、日本をアメリカと一緒に海外で『戦争する国』に変えてしまう」
等と意味不明の「抗議声明」らしきものを記者会見でぶちまけた模様だ。
※「九条の会」は愚物集団だ。
…結論から言ってしまえばこの連中は何も判っていない。「九条の会」とやらの主張はは言い換えれば
「池を見て大海を語る」
様なものでしかない。
※左：憲法9条。右：サンフランシスコ平和条約5条。
「国際紛争を平和的手段で解決する」
「武力で他国の独立、領土を侵す事を慎む」
義務を負わされている。従って憲法9条の条文があろうがなかろうが
「他国へ侵略戦争を仕掛ける余地はない」
のは明らかである。「拘る」としたら精々9条の表現程度であろうが、この文章の字句に拘る意味はないだろう。
※短いが重要な条文である憲法98条2項。
「国の存立に関わる条約の場合は条約優先」
と、しているのだ。これを前提にするとサンフランシスコ平和条約、と言うのは日本の領土の範囲についての規定を含んでいる。通常どの国にでも存在する「自国領の範囲についての法律」が日本に存在しない理由はコレなのだが、それ故にサンフランシスコ平和条約に領土の領有権の根拠がある、と言えるのである。(注：国際条約を根拠にした領有権の主張は認められる)
サンフランシスコ平和条約をどの様に評価した所で締結から現在に至るまで
「戦後日本の国際社会での底辺」
である事に変わりはなく、それを無視したり、条約そのものを破棄する、と言うなら今まで培ってきた日本の国際的信用を一瞬で失い、最悪世界を敵に回す覚悟が必要であろう。そこまでのリスクを冒してまで「戦争をしたい」人間が果たして居るのだろうか？要するに「対外戦争」を心配するなら憲法9条よりサンフランシスコ平和条約を遵守しているかどうかを心配した方が遥かに意味があり、また遵守されている限り、憲法9条に自衛隊の根拠規定を追加しようが9条2項を削除して「国防軍」の保持を明記しようが「九条の会」が危惧する様な事態は起こり得ないのだ。
「九条の会」は本気で「憲法9条が日本及び日本国民の安全に寄与している」と考えているのだろうか？例えば竹島は韓国に侵略されたままだが、その過程において死傷者が44人も出ている。憲法9条が何故竹島を守れず、44人もの死傷者を出したのは何故なのか？連中の論理は世間を納得させる事は出来るのだろうか？
※やる事は昔から無茶苦茶だった。
イラン・イラク戦争の最中の1985年、イラクのサダム・フセインがこんな宣言をした為、各国はイランから自国民を避難させた。だが日本だけは自衛隊を救援に向かわせる事は出来ず、民間機による避難も「乗員と機体の安全が確保出来ない」と言う理由で拒否され、自国民を救助する事は出来なかった。
※美談だが、それで終わらせられない。
結果的に土壇場でトルコが救援要請に応じ、航空機を出してくれたので事なきを得たが、憲法9条はこういう危機を助長する、と言うのが現実だ。それを打破したのが安倍首相なのだが、それの何が悪いのか？「アベ政治を許さない」と言うなら「九条の会」とやら、「憲法9条の理念とやらが200人の人命より重い」事を証明して貰いたい。
この様な現実があってもそれを理解せず、人命より理想を重視する「非ヒューマニズム」を掲げるのが「九条の会」である。「偽善」以外の何物でもないが、世間はそういう事を認識すべきである。憲法9条を擁護する、と言うのは「偽善」「非ヒューマニズム」なのだ。そんな物を擁護する意味はないし、それを「何よりも大切にする」と言うのは「愚劣極まる」所業である。出来れば全面改正が望ましいが、最低限自衛隊の存在を明確に「合法」なものにしなくてはならない。「平和」を望むのはどの国も同様だろうが、日本が他国と同じ基準にする事の何が悪いのか？「憲法9条を擁護する」事は「日本だけ差別」する感情を助長しているのと同義でもあるのだ。その意味では「九条の会」こそ「レイシスト」であるとも言えるのである。
