玉城デニーに辺野古移設を阻止出来るか?
「その代替施設は辺野古への基地移設が唯一の案」
と言う方針に変わりはない様だ。玉城デニーとしてはそこをどうするのか?具体的な案を出し、日米政府を納得させないと公約は口だけで終わる。
記事では識者の
「翁長雄志からの『反対戦術』以上のものはない」
と言うコメントを紹介しているが、アメリカ政府としても同様の見方であろうし、そもそもこの問題は交渉相手は「日本政府」であって「沖縄県」とは見ていないだろう。知事となった玉城デニーが訪米して「辺野古移設反対」を訴えてもそういう観点からは成果は期待出来まい。「普天間基地の代替施設」の具体案が無ければ尚更である。
「アメリカは世界の警察官」
と言う考えは無さそうだが、日本の安全保障、また北朝鮮の核問題、支那の台頭阻止、と言った問題解決が「アメリカの国益に資する」と判断する限り「普天間基地の無条件返還」は有り得ないし、「沖縄に米軍を駐留させる」事は継続するだろう。そこには「沖縄県民の民意」や「玉城デニーの父親がアメリカ人」と言う要素は一切関係ない。相手にとって「無意味な交渉カード」を幾ら用意しても自身の望む成果は得られないが、玉城デニーがどうするのか?「お手並み拝見」である。
※この程度の知見では例え主張に大義があっても実現は実力的に無理。
結局今回の選挙、「時計の針を4年前に戻した」だけでしかない。国としては法的対応で対抗する事になるだろうが、国が勝訴した場合、玉城デニー個人に損害賠償、なんて事も考えられる。翁長雄志の時もその可能性が取り沙汰されたが、その損害賠償、天文学的金額になるので玉城デニーの全財産を上回る事は確実だ。
「信念の為に文無し」