乱心の「元首相」

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※揃いも揃ってロクな事しない「元首相」。

「行政府の長」、日本では総理大臣、他国では大統領、と言う場合もあるが、その職務を全うした「後」の「その後」も国によって様々である。

※論外にも程がある。

何処の国とは言わないが、大統領退任後に「棺桶か本人や親族が刑務所の中」と言うコースが定着している韓国の様な国もあればプーチンの様に「首相に天下り→返り咲いて更に権力基盤を強化」するケースもある。習近平の様に改憲で任期制限を撤廃して永遠に権力を手放さないつもりとしか思えない対応をするケースもあれば金正恩の様に体制が保障されている限り「永遠の独裁」が規定路線のケースもある。

オバマ就任前の「ミスター・プレジデント」の集合写真。ここでは共和党民主党もない様だ。

アメリカでは任期を終えた「元大統領」は「ミスター・プレジデント」と儀礼上は大統領として扱われる。退任後も「特別公務員」として年金(大統領報酬の半額)や医療保険、個人事務所の提供、SPなど様々な恩恵がある。そして葬儀は国葬だ。また、講演や自伝の出版などで荒稼ぎも可能だ。またカーター元大統領の様に特使として困難な外交交渉にあたるなど、引退しても尚、精力的な活動を行うケースもある。

では日本はどうか?森喜朗の様に特使としての役割を任されるケースもあれば麻生財務相の様に閣僚として政権を支えているケースもある。そして安倍首相の様に返り咲いたケースもある。だが、「元首相」の多くが「現首相の足を引っ張る」のは日本くらいなものであろう。

現在国会では菅直人野田佳彦、と言う「元首相」が野党議員として在籍しているが、そもそも彼等が「国家国民の為に元首相として」何かをした、と言う話は聞かない。立憲民主党に代表される様な「愚劣な国会対応」をバックアップそている、と言うのが関の山だ。鳩山由紀夫に至っては首相時代に自分で


と、沖縄基地問題の火に油を注ぎ、結局

普天間基地の移設先は辺野古

と支離滅裂な対応に終始した。

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※コレが「元首相」のする事か。

それにも関わらず政界引退した途端に

辺野古移設反対」

と、活動家に成り下がり、更には支那朝鮮で

「日本の国益を棄損し、現首相の足を引っ張る」

事ばかりしている。まさに「ルーピー」の面目躍如であるが、そればかりか

「反原発

で同じく元首相の細河護煕を担いで東京都知事選挙に挑んだ小泉純一郎、最近も

「(憲法改正が)来年にできるわけがない。臨時国会自民党案をまとめて来年の通常国会に出そうと(いうのはできない)」

と、臨時国会自民党としての憲法改正案の提出に意欲を見せる安倍首相を

「後ろから撃つ」

真似をしている。…安倍首相を後継にしたのは自分自身ではなかったのか?自分が期待した事と安倍首相が実際に行っている事が違う、と言うならそれは小泉純一郎自身に「見る目がなかった」と言うだけの話だ。例えそうであっても結果として安倍首相が国益に資する政治を行っているのであればそれで良いではないか。小泉純一郎の立場で「ケチを付ける」理由はない筈だ。

※安倍首相を後継にしたのはアンタだろ。

また、福田康夫は講演で


「良い関係でなくてはいけない」

とし、南京事件についても

「中国の全土にどれだけ被害を与えたか、日本人は考えなくてはいけない」

などと発言していたそうだ。

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※歴史的事実はキチンと認識してから発言するべき。

相手がどの国であれ、良好な関係を継続できるのは理想ではあるが、相手は明らかな日本の領土である尖閣諸島を「自国領」と吹聴し、実力での強奪を謀っている。また、ウイグルで行われているホロコースト同然の弾圧行為を「見て見ぬふりでもしていろ」とでも言うのか?支那が求める「友好」とは全てにおいて支那の要望に応じる事だ。ほぼ「売国」に等しい事を言うものではない。

他国でこの様に現職の足を引っ張る例はあるまい。非常に迷惑この上ない事だがそれが日本の現状である。それらを跳ね除ける事が出来るか?安倍首相の手腕が問われる臨時国会になるであろうが、世論がこういう「元首相の妄言」に惑わされる事のない様に願ってやまない。頑張れ安倍首相。