「外交の天才」文在寅の外交
※大事なのは「会談した事実」よりも中身じゃないのか?
「豚もおだてりゃ木に登る」
を実践しているだけにしか思えないが、それでも
「会談した事実」
があれば中身がどうであれ、「成果」なのだろう。だから対米でもこういう事になる。
G20に合わせて米韓首脳会談が行われた。時間にして30分、そして当初は予定になかっただけにトランプ大統領との会談を「成果」としたいのだろうが、アメリカからすれば本来会談予定だったドイツのメルケル首相が専用機のトラブルで会談出来なくなり、時間が空いたからに過ぎず、その意味で
「プル・アサイド方式(正式な会談ではない、と言う意味)」
と、強調したのだろう。
だが、それでは面子が立たないと判断したのか韓国側は
「ホワイトハウスの発表が誤り」
としてまで
「正式な会談」
だと主張している。
会談の形式以前に米韓の目下の最大の懸案は「対北朝鮮」であろう。それについては
※他国には制裁緩和を主張していなかったか?文在寅?
「対北朝鮮制裁の厳格な履行で一致」
なのだと言う。先のアジア欧州会議(ASEM)では
「韓国大統領と言うより北朝鮮の外交官」
「対北朝鮮制裁の厳格な履行で一致」
…何処からどう見ても世間で言う「二枚舌」そのものだ。文在寅外交は「天才」ではなく「天災」の様なものだとハッキリ判る。そもそも通商関係ではG20に出席していながらそこで行われた2国間首脳会談で何ら声明はないらしい。「成果」とは「会談した事実」を言うのだろうか?
と、チェコ訪問時点でチェコのゼマン大統領はイスラエルを訪問しており、不在だった。代わりに首相が対応したのだが何故か会談は「非公式」扱いでそもそも訪問の目的は「原発ビジネス」だったのに会談では議題にならなかったらしい。それどころか韓国国内では「脱原発」…
しかもそれを伝える韓国外交部のTwitterでは「チェコスロバキア」と国名を間違える致命的ミスを仕出かし、「首脳不在の国を訪問する大統領など初めて見た」と国内でも顰蹙を買ったが、前大統領の朴槿恵もサミットで大統領のいないフランスを訪問していた事がある。他国では兎も角、韓国についてはそういう事もあるらしい。
そして最終的には
「大統領専用機の給油のため」
と言う説明になった。しかし、これも当初の給油予定地はロサンゼルスだったのに何故か1ヶ月前に急遽チェコに変更になったのだと言う。
「天才と紙一重のバカ」
としか思えない。本題の米韓首脳会談でもこれまでの文在寅の言動を考えるなら
「対北朝鮮制裁の厳格な履行で一致」
している時点で
「外交的には負け」
そのものだ。それにも関わらず「正式な会談だったか否か」でゴタゴタしているのだから意味不明である。
それが「外交の天才」文在寅の外交の実態である。実力もないのに実力者であるかの如く振る舞う事自体が世界にとっては
「天災」
である。他者に迷惑をかけている事を自覚し、言動を慎んで貰いたいものだ。