自称戦時徴用工裁判の「もう一つの舞台裏」
自称戦時徴用工を巡る韓国での出鱈目判決、もう一つの「舞台裏」がこの事件である。
前大法院長の梁承泰なる人物が自称戦時徴用工の裁判に絡んで
「当時の朴槿恵政権の意向を忖度して裁判に介入した」
と言う疑惑である。梁承泰は担当裁判官に
と意見して12年に「個人請求権を認めた」大法院判決を破棄する様に意見した、と言うのだ。
コレが「職権濫用」疑惑を招いており、この証言が「証拠」として取り沙汰されている。
韓国外交部はかつてこの件で
「被害者が韓国内日本企業らの財産を差し押さえる極端的な状況を迎えかねず、このようになれば両国関係は後戻りできない破局に達する可能性がある」
「法理的に韓国が勝ちにくい事案であるから政府が問題解決をせずに持ちこたえる場合、韓国は国際法を遵守しない国と認識され、過去史の問題で持っていた道徳的優越性まで失うことになるだろう」
とする意見書を大法院に提出している。裁判で行政機関が裁判所に意見書を出して裁判所がその意見を採用するのはアリでも政権の意向を忖度し、または政権が忖度させ、裁判結果に影響する、と言うのは「法治国家」ではあってはならない事だ。こういう疑惑が出る事自体が
「韓国は『法治国家ではない』」
と判断するに十分過ぎる「現実」である。
また、これらの事から自称戦時徴用工らの「日本への個人請求権を認める」事は
「国際法上問題がある」
事を認識していた事は明白である。それでも実際の判決ではそのリスクを「敢えて侵した」事になる。こういうおかしな判決に日本が反発し、対抗措置を取るのは「覚悟の上」での事だったのだろう。ならばそれについての責任は全て韓国側が負えば良い。10日に文在寅が会見する、と言うからそこで何を言うのか?注目である。
いずれにしてもこういう事件が海外にまで知れ渡る事は「韓国の恥」なのだが、そういう理解もないらしい。大統領からして「国際社会の総意」を無視して「自分の情緒を優先した」北朝鮮擁護に奔走し、国家機関が平然と嘘を吐く。その上国民情緒が法の上に君臨する。そんな国とどうして「まともに付き合える」と言うのだろうか?
「文在寅政権の意向が忖度されていなかったか?または忖度させていなかったか?」
疑問の余地は残るのではないだろうか?そもそも司法の信頼出来ない国は信用に値しない。日本政府はこの判決に関して
「国際法上何処がどうおかしいのか?」
明確にした動画を製作して公表してはどうか?そうやって「韓国の異常性」を世界に知らしめる事も日本の国益に繋がる、と思うのである。