ここがヘンだよ沖縄県民投票


※県民投票は工事に影響を与えないだろう。

24日に沖縄県で行われた「辺野古移設の為の埋め立ての是非」を問う県民投票は予想通り

「反対意見が多数」

となる結果だった。反対意見は投票総数の7割を越えたそうで、これにより沖縄県知事には結果を尊重する義務」と「結果を日米両政府に伝える」事になった。

沖縄県限定、かつ公職選挙法の縛りを受けない形での投票、となるとただでさえ

公選法特区」

と揶揄される沖縄県だけに反対派は

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※上が本物、下は反対派による偽物。

投票例をネットで紹介する際、本来は「普天間飛行場の代替施設」と言う辺野古移設の本質を隠蔽する姑息な工作を行っていた。また、公選法に基づく選挙と違って当日の活動もOKだった為、

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※まるで監視選挙。

この様に当日投票所前で反対派が「反対」に誘導しようと活動を行っていた模様だ。

その上で沖縄タイムスの号外は

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この様に「新基地」と言う表現を用いているが、辺野古に予定されている基地は「新基地」ではなく、「普天間飛行場の代替」である。辺野古の基地が稼働すれば普天間飛行場の米軍はそこへ移動し、普天間飛行場敷地は返還される予定なのだが、何故か反対派はそこには触れない。米軍は

辺野古に基地が出来なければ普天間飛行場を使用し続ける」

としているのだが、それで良い、と言う意味なのか?それとも普天間飛行場敷地が返還されると困る事情でもあるのだろうか?

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沖縄県だけで罷り通る理屈ではない。

この県民投票の提唱者はこの様なコメントを残したが、投票率は52.48%だった。この様な形での投票は「直接民主制」に近い性質がある、と言えるだけに投票しなかった残りの47.52%の意向も無視は出来まい。票数にすると「反対」に票を投じた人は43万人を越える。だが、有権者数は115万3591人。つまり明確に「反対」と言う意思を明らかにしたのは有権者全体の4割にも満たなかった、と言う事でもある。

だが、「それでも投票結果は民意だ」と、言われれば確かにその通りだ。しかし、それを言うなら

投票率や得票率、得票数云々に関わらず辺野古移設を公約に掲げて選挙で勝って憲法の規定で選ばれた安倍首相を選択した結果」

もまた「民意」と言わなくてはならないし、多数決を「数の暴力」「少数意見にも配慮を」と言うなら今回の県民投票にも同じ事が言える。「賛成」票は2割前後でしかなかったが、当然

「2割の少数意見」

と言えるのだから賛成派が納得できるだけの解決策を見出だせるのかどうか?玉城デニーの真価が問われるのはこれからである。

だが、本当の問題はそこではなく、以下の記事に集約されている。

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一見して異様で異常なこの記事、基本的には日本の内政問題、外交的にもアメリカしか絡まないはずの沖縄基地問題をわざわざ支那語で発信。沖縄タイムスがどこを忖度しているか、否応なく理解させてくれる。反対運動のバックに日本と支那共産党北朝鮮がいる、と言うのが囁かれているが、それを見事に証明したに等しい。

それだけで「辺野古移設に反対」と言うのが如何に国益に反するものなのか、言うまでもないだろう。沖縄タイムスもその意味を理解してコレなら明らかな確信犯、理解していないなら単なる阿呆だ。それどころか県民投票に支那の介入があったのか疑いたくもなる。そもそも「沖縄での投票」は常に公正性に疑問が付くだけに尚更であろう。

理由はどうあれ、公正性が疑われるだけでなく、他国の介入まで疑われる投票で

「民意が示された」

と言えるだろうか?結果は結果として数字に間違いはなくても有権者全体の過半数が「反対」の意思を明らかにした訳でもない。どうも疑問ばかりが浮かび上がる結果を示している、と思えてならないのである。