文在寅政権の司法介入


※お前さん、まさかこの件に関与してないよな?

韓国の「司法権の独立」が脅かされている。以前記事にもしたが文在寅の側近、と言われる慶尚南道知事の金慶洙なる人物が

文在寅が大統領になった2017年大統領選挙などでネット上の記事の評価を不正に操作し、文在寅有利の世論を造り出した」

として訴追され、1月末に懲役2年の実刑判決が出た。コレに韓国与党「共に民主党」は多いに不満だった事を明確にし、

「警告する。不純な動機と政治的利益のために現政権を揺さぶらないでほしい。そのような試みは国民に再び弾劾されるだろう」(「共に民主党」院内代表の洪永杓)

なんて裁判所に「脅し」をかけていたが、それは「竹光」ではなかった様だ。

慶尚南道知事の金慶洙に有罪判決を出した成昌昊部長判事も司法行政権乱用事件に関連し、起訴された現職判事と元判事計10人の一人だと言う。容疑は

2016年に逮捕状交付担当の判事を務めていた当時、「チョン・ウンホ事件」に関与した裁判所関係者に対する検察の令状請求、容疑者の陳述内容などを法院行政処に漏らした」

と言うものだ。だが、成判事が流出させたという資料は、行政処にだけ報告され、捜査対象に流出したものではないという。それは一種の内部報告に当たるものであって、「『故意の犯罪』とは言えない」との指摘もあるそうだ。また、他の裁判所でも同様のケースがあったが、検察はそれについてはなぜか起訴しなかったと言うから

文在寅側近に有罪判決を出した報復」

を受けたのではないか?と言う疑惑を持つのは当然の事であろう。

※当然の疑問

そもそもそういう疑惑が出る時点で「韓国の『司法権の独立』」が完全でない何よりの証明になる。例え政権側に不都合な判決であろうが、「法と証拠」に基づいて出された判決であるならそれに従うよりない、と言うのが「法治国家」であり、「三権分立」の基本だ。裁判官だって人間なのだから事実誤認で誤審してしまう可能性も確かにあるが、それなら上訴して審理を尽くせば良いだけの話だ。判決は地裁レベルなのだから高裁で巻き返せる可能性もある。そういう意味では1審で有罪判決が出たからと言って直後に担当判事を些細な、それも他の裁判官もしている事を理由に訴追までするのはどう考えても

「政権批判に対する見せしめ」

でしかない。

この判事に有罪判決が出るようであれば更に

文在寅政権による司法介入」
文在寅政権による政権批判弾圧」

の疑いは更に深まる。朝鮮日報の指摘はこの件に関しては当然だ。


※だから韓国とは「価値観を共有してない」んだよ。

日本では勿論こんな事は起こらない。安倍首相が文在寅同様に「自らの批判勢力」を弾圧しているなら共産党立憲民主党の議員は悉く些細な罪で逮捕され、今頃国会には居るまい。また、辺野古への基地移設に反対する連中も悉く逮捕され、反対運動は下火になっている筈だ。だから「現実」は日本と韓国が「価値観を共有してない」何よりの証拠だ。安倍首相の「韓国観」は正しいのである。

司法権の独立」は近代国家の最低限の要素だと言う。日本も「大津事件」でそれを証明したからこそ、欧米列強は不平等条約の改正に応じた。大津事件は19世紀の話だが、韓国はこの様に21世紀になっても「司法権の独立」が保障されているとは言い難い。日本は韓国を「そういう国だ」と見る必要があるが、その認識はまだ十分にされているとは言えない。だからこそこういう事件がある事を知る事でそれをきっかけにそういう認識を持つようにしなくてはならないのである。