今更朝鮮戦争の補償で騒ぐ韓国の愚
朝鮮戦争における選局の転換点となった「仁川上陸作戦」、この作戦によって「被害を受けた」と主張する市民団体の意向を「忖度」したのか仁川市議会で仁川上陸作戦で被害を受けた市民やその遺族に対し、補償金を支払う内容の
「過去事被害住民生活安全支援条例案」
を成立させていた、と言うのだ。
この話、今に始まった話ではなく、2006年辺りから議論の対象になっていたらしい。2011年には
「国防部と仁川市、米国政府、国連は月尾島原住民1世帯当たり300万ウォンずつ合計1億3500万ウォンを賠償せよ」
と、損害賠償請求訴訟までを起こしている、と言うのだから呆れるよりない。…結果は勿論「敗訴」で終わったのだが。
だが、それでも補償を求める動きは途絶える事はなく、2011年と2014年にも今回と同内容の条例案が提出されたが、
「上位法と衝突する」
と言う理由で否決されていたのだ。
だが、今年になって
「月尾島被害者のうち仁川居住者に対する生活安全支援は地方自治体業務」
と、法解釈されたのを根拠に条例を制定する事にしたらしい。幾ら「地方自治体の業務」と言っても上位法との衝突は改善された訳でもないだろうにそういう解釈だけで
「法律に抵触する条例」
を作れる訳ではあるまいに。
朝鮮戦争は当初は北朝鮮が圧倒して韓国は上記画像の緑色のエリアにまで追い詰められていた。この劣勢を挽回すべくマッカーサーは北朝鮮軍の補給線を遮断する事を目的に搦手になる仁川からの逆襲を立案、ワシントンでは反対意見が根強かったと言うが、それを押し切って決行された乾坤一擲の大博打は見事に成功、3日でソウルを奪還し、国連軍の(韓国軍の、ではない)反撃のきっかけになった、と言うのが「仁川上陸作戦」である。
歴史に「IF」はないが、マッカーサーが作戦の決行を決断できなかったり、また作戦を決行したとしても失敗に終わっていれば朝鮮戦争は北朝鮮の勝利に終わり、朝鮮半島は北朝鮮によって統一され、韓国人は全員、金一族の奴隷として間違いなく現在より悲惨な生活を強いられていたであろう。その意味では韓国人が現在「大韓民国」と言う国の国民でいられるのはこの作戦の成功の賜物、だと言える。
本来なら韓国人はアメリカに足を向けて眠れない程の恩義があるのだが、それにも関わらず「賠償だなんだ」と言うのは
「命を助けて貰っておきながら難癖を付ける」
に等しい行為だ。韓国人とは「そういう民族」なのだ。
「過去の清算」をこの様にしか考えられない、と言うのはどうかしている。記事でも指摘されている様に朝鮮戦争ではほぼ全土が戦場と化した。朝鮮戦争関連に限定しても仁川に限らず他の場所でも同様の趣旨で補償を求める事が出来る、と言う事にしなければ整合性がなくなるし、「過去の事」に対する線引きも難しくなる。記事にもあるように「秀吉の朝鮮出兵」まで補償するのか?と言う話になったら
「そんな過去の事まで補償出来ない」
と言われて納得する様な相手ではない。また
「結局は日本が悪い」
と屁理屈捏ねて「提訴→勝訴判決」なんて流れにもなりかねない。この連中は常に
「メシのタネ」
を求めているのだから新手の「被害者ビジネス」と見る事も不可能ではない。
「仁川上陸作戦の否定は韓国の否定」