韓国議員の妄言
※全くもって意味不明。
朴智元は北朝鮮のミサイル発射について
としながらも
との考えを自身のFacebookで述べたのだと言う。
※そもそもの認識からしておかしい。
そもそもの認識からしておかしい、と言うよりない。「米韓首脳の対北朝鮮政策」は文在寅は融和政策一辺倒だが、トランプ大統領は完全な非核化達成まで制裁継続を明言している。最初から「米韓首脳の一致した対北朝鮮政策」などありはしない。そしてどんなに叫ぼうが
「ありもしない政策は世界のどの国であれ『支持のしようがない』」
のである。
だが、確かに今回の北朝鮮によるミサイル発射に対する国際社会の反応は小さい。だがそれは「ICBMは容認しないが短距離ミサイルならOK」と言う意味ではない。北朝鮮はこれまで交渉が行き詰まるとこの手の挑発行為に出て自分達の土俵に相手を乗せて交渉を有利に進めようと言う戦略を採ってきた。現在北朝鮮への制裁はそれなりに効果を上げており、このままの状態が続き、頼みの綱の「瀬取り」が摘発され続ければ北朝鮮はジリ貧となる。だからこそ北朝鮮としてはこの局面を打開し、「交渉を持ち掛けられる」必要があるのである。その上で譲歩をチラ付かせて「何とか制裁解除」を引き出したいのが本音なのだろう。
※北朝鮮の狙いが判っているからその手には乗らない二人。
トランプ大統領は勿論、安倍首相もそれを見透かしているからこそここで激しく反応はしない。どちらも金正恩との「直接対話」の必要性はあるが、ここで「北朝鮮の挑発に乗った上での北朝鮮ペースの対話」では何の意味もない。あくまで「金正恩を此方の土俵に上げた上での対話」でなくてはならない。つまりここで北朝鮮の短距離ミサイル発射を激しく非難しないのは
「その手には乗らない」
と言う意味であり、「無視する」事は「制裁継続」と言う意味でもある。そうする事で困るのは金正恩の方だ。だからと言って更なる制裁強化を招きかねない核実験や長距離弾道ミサイル発射、と言った真似をする事も困難であろう。安倍首相とトランプ大統領はこうやってジワジワと北朝鮮を追い詰めているのである。