韓国が日韓首脳会談に拘るのは?


※幾ら首脳会談懇願しても無駄。

文在寅G20サミットに出席する事が正式に発表された。G20の一員、と言っても影響力は現状では「ない」に等しく、出席に余り意味はなさそうだが、韓国が「焦点にしている」事は

「安倍首相との首脳会談実現するか否か」

にある模様だ。


G20での日韓首脳会談開催については

※見送りは規定路線。

と、菅官房長官が発言した様に「何も決まっていない」と言うより既に会議での安倍首相のスケジュールが固まっている以上、「見送り」が規定路線だと判断して差し支えないだろう。何しろ議長国のトップとしてスケジュールは多忙を極め、「分刻み行動」となるのだと言う。そんな状況下で新たな予定を強引に組み込む事は困難である事は明白だ。

※この期に及んでも韓国側から出るのは詭弁、と言う愚かしさ。

だが、それでも韓国は「日韓首脳会談への期待」捨ててはいない模様だ。

「30分前でも(合意さえできれば、首脳会談は)できる」(韓国外交部当局者)

とか、

「日本が会談に積極的でないなら、我々もこだわる理由はない」(大統領府関係者)

等と情報が錯綜しているが、大統領府報道官は

「引き続き扉を開いている状態だ。決定すれば、その時に申し上げる」

と、何故か「日本が会談を望むなら応じてやる」言わんばかりの「上から目線」でコメントしている。

※所詮は虚勢。

韓国側のそういう姿勢は所詮は「虚勢」であろう。これだけ堂々と「反日」を鮮明にしておきながら「首脳会談の開催を日本に懇願していた」なんて事がバレたら韓国世論は大騒ぎになる。文在寅トランプ大統領に「G20後の韓国訪問」を懇願していた事が暴露されると、犯人探しをして当該外交官を懲戒解雇する様な国だ。「日本に首脳会談開催を懇願した」事を暴露する人物が居ようものならそれが特定された時点で間違いなく韓国社会から抹殺される事になるだろう。それだけ「大統領の面子」はこの国では大切なものなのだ。

※韓国には秘密にされた光景。

これは文在寅に限った話ではなく、前任の朴槿恵も同様で当初「慰安婦問題での謝罪と賠償がなければ首脳会談に応じない」と強硬な姿勢を見せていた。見かねたオバマ前大頭領が「日米韓」首脳会談を企画し、実現させたが、上記の写真はその時の一幕だ。この時、朴槿恵は安倍首相に「握手をしていた事を公表しない様に」要請したのだと言う。国内向けに慰安婦問題で強硬姿勢を見せておきながらその裏でこんな感じで安倍首相と握手していた事が明るみになると自身の立場がなくなるからだ。朴槿恵文在寅、右派左派の違いや日韓首脳会談に対する立場の違いこそあれ、「やっている事の本質」は変わらないのだ。

文在寅にその度胸はない。

仮にこのG20サミットで日韓首脳会談が行われるとしても所謂徴用工関連の諸問題で安倍首相から厳しい追及を受けるのは目に見えている。それに対する「答え」を用意して来るなら兎も角、文在寅にそんなものはない。あるのなら

「日本側に一蹴された提案を事後に公表」

なんて真似はしない。つまり日本側からすればその回答がない以上、「会談する意味はない」事は明らかだ。

だが、韓国側は「それでも首脳会談を要請しなくてはならない」事情があるからこそ、この様な態度に出ているのだろう。例えば日本側にこの問題を

「韓国が国際法を守らないと言う実例」

としてG20で大々的にアピールされると困る、とかが考えられる。そういう事態を回避するには首脳会談でこの問題を「トップ同士で」話し合い、そこで韓国側の「核心的な主張」を例え一部であっても日本に呑ませるか、曖昧かつ抽象的な合意を強引に歪曲して自分達の都合の良い様に解釈した見解を機先を制して発表して既成事実化するしかない。そういう狙いがあるから「G20での日韓首脳会談」に韓国は拘るのだろう。そうであるなら勿論その足元を見て「首脳会談拒否」こそが日本にとっての正解である事に疑いの余地はない。

文在寅はそういう扱いで十分。

そもそも韓国は対日姿勢について

「韓日関係では、過去と、現在・未来を分けて扱うという意志を表明してきた」

と、言う所謂「ツートラック」政策を表明している。そんな都合の良い姿勢を容認する程日本も「お人好し」ではない。その是非以前の問題として韓国が言う「過去」とは

「嘘出鱈目捏造歪曲の歴史擬き」

でしかない。韓国には「資料や証拠から歴史を考察する」姿勢が根底から欠けている。偉そうな事を言うのはそれが出来る様になってからだ。韓国は首脳会談云々以前の問題として「一から出直してくるべき」である。