「ホワイト国除外」韓国の対抗措置は「国際法無視」宣言に等しい


※ロク提案一つしなかったクセに何を言っているのか?

日本による「韓国ホワイト国除外」措置を受けて韓国がした事。結局は文在寅の遠吠えと「日本を韓国の『ホワイト国』から除外する」と言う条件反射的なものでしかなかった。日本の閣議決定後にバンコクで日米韓外相会談が開催されたが、

アメリカすぐには動かないだろうし、日本の意図は理解している筈。

と言うポンペオ国務長官の発言はあったものの、具体的な仲裁案が出る事はなかったと言う。韓国としてはここでアメリカが仲裁に向けて具体的に動きを見せ、それに乗っかる事で「ホワイト国除外」撤回させる狙いがあったのだろうが、少なくともその狙いは「失敗に終わった」と、見て良いだろう。

当然韓国としては「自力での対応」余儀なくされた訳だが、そうなるとやはり

「有効な打開策は『ない』」

と言うのが実情の様だ。


例え韓国が日本を「ホワイト国」から除外して輸出規制を行ったとしても

「韓国からの輸入が途絶えると日本が困る」

様な物品は殆どない。自国生産で賄うとか、その他の国からの輸入にシフトする事で問題があっても簡単にクリア出来る。日韓では経済力、技術力に「雲泥の差」があるのだが、韓国は何処をどう間違えたらそうなるのかは謎だが、少なくとも

「韓国は日本と互角」

と、思い込んでいるのでこういう対応になるのだろう。大型バイクに原付で互角に戦える、もしくは勝てる、と思っている様なものだ。「無謀な決定」とはそういう事を言う。

※韓国の「対抗策」なんてその程度

既に取り沙汰されているどころか、大統領府に請願まで出ている「東京オリンピックボイコット」。不肖筆者としては是非とも実行して貰いたいものだが、それをやった瞬間、例え韓国の言い分に「理」があったとしても「オリンピックに政治問題を持ち込んだ」のは韓国、と言う事になり、一瞬で韓国の立場が悪くなる。一連の日韓対立を理由に東京オリンピックをボイコットしようものなら韓国は世界から袋叩きにされるかも知れない。それでも「反日に命を賭ける」と言うなら、そして世界を敵に回す覚悟と度胸があると言うなら、勝手にそうすれば良いだけの話だ。

※GSOMIAを破棄すればアメリカは確実に韓国を許さないだろう。

もう一つ、韓国で取り沙汰されているのが「GSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄」である。協定によれば双方が何も言わなければ自動的に延長されるが、一方が破棄する意思を伝えれば破棄する事も出来る。ただ、破棄する場合、その意思を伝える期限は8月24日だそうで、残り3週間足らずで決断しなければならない。

問題はこの協定がアメリカあってのものであり、対北朝鮮での「日米韓」連携の中核となっている事だ。つまりどんな理由であろうが韓国がこれを破棄する事は

アメリカを裏切る」

事を意味する。「従北」の文在寅ならそれくらいしても不思議はないレベルだが、実際にそうなる、とすれば確実にアメリカを激怒させ、米韓同盟破棄、在韓米軍撤退、なんて事にも繋がりかねない。それこそ「韓国滅亡」に繋がってもおかしくないレベルの話なのだが、そこまで考えて言っているのか?そうには思えないからこそ問題なのである。

勿論日本からの破棄、なんて事はあり得ないが、韓国にとってはそういう理由で破棄するメリットよりデメリットの方が大きい。それでもやるのか?

いずれにしても韓国側に出来る「対抗措置」と言うのはその程度しかない、と言うのが実情なのである。冷静に考えれば答えは自明の事だが、感情で動いている限りこんな最悪の手段まで「対抗措置」として浮上してくる。一連の日韓対立で日本が韓国に問うている事は単純明快である。

国際法を遵守するのか否か?」

どんな理屈を捏ねようが韓国の反発は「国際法遵守拒否」と言う意味にしかならない。文在寅はその意味をどこまで理解しているのか?問われている事はそういう事なのである。