Godzilla class planet

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地球からりゅう座の方向に560光年離れた所で質量が地球の17倍以上の岩石惑星が見つかったと発表されたそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140603-00000006-jij_afp-sctch

この惑星は「ケプラー10c」と呼ばれ、また通称「メガアース」とも呼ばれている。
直径は約2万9000キロで地球の2.3倍と推定されている。

従来の学説では地球の様な岩石惑星がここまで大きくなることは不可能とされていた。その理由はサイズが大きくなると、その分重力も大きくなる。従って引き寄せられる水素ガスの量も増え、結果的には木星のような巨大ガス惑星になると考えられていた為だ。(と、言うより木星になりそこなったのかも知れない。)科学者が「ゴジラ級」と呼ぶ訳だ。

だが、今回の「ケプラー10c」の発見はその考えを駆逐してしまう物凄い発見である。この様に地球より遙にデカい岩石惑星が存在するからだ。そのケプラー10cが属する惑星系「ケプラー10」は約110億年前に形成されたと考えられている。太陽系が46億年だというからその倍以上の大先輩といったところか。

太陽に似た恒星の周りを1周45日で公転しており、恒星との距離が非常に近い。その内側には質量が地球の3倍と推定される惑星もあり、1周わずか20時間で公転しているとの観測結果だそうだ。しかし残念ながら、恒星との距離が近すぎて生命体の存在する可能性はかなり低いようだ。

地球外生命体の可能性を求めるとしたら、まずは地球に環境の似た惑星を探すのが可能性は高いのだろう。勿論我々には想像もつかない方法で生命体が存在している事もあり得る。仮に地球外生命体が存在するとしてもその姿が我々の想像の範疇とは限らない。また地球外生命体が存在していても我々と意志疎通が可能とは限らない。そうなると直接行ってみるとか観測機を送り込むとかしかないが、結果がすぐには判らない。今回の「ケプラー10c」では560光年先だから光速で移動できたとしても往復1120年かかる。現在の人類のテクノロジーでは亜光速の宇宙船や、ワープ能力のある宇宙船はまだ作れない。現実的な話ではなさそうだ。

生命体の存在には水は欠かせないとされている。従って地球外生命体を探すには現状では水が液体で存在出来る惑星を探してそこから電波が出てないか探したり、メッセージを発信するしかないのだろう。地道な話だが、映画の様にはいかないのだろう。だが、筆者は地球外生命体は信じているクチだ。いつか見つかる事を期待したい。