どっちもどっちの橋下市長VS桜井在特会会長

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《デモで民族差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)問題をめぐり、大阪市橋下徹市長は20日、市役所内で「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長と面談した。橋下市長は在特会がデモで在日韓国・朝鮮人を批判していることについて「民族をひとくくりにして評価する発言はやめろ」と言い、桜井会長は「言論の自由を否定するのはやめろ」と反論。双方が怒号を飛ばした議論は平行線に終わり、10分弱で終わった。

桜井氏「あんた」

橋下市長「『あんた』じゃねぇだろ」

桜井氏「『お前』でいいのか?」

橋下市長「お前なぁ」

桜井氏「『お前』って言うなよ」

橋下市長「うるせぇな、お前」

数メートル離れて着席し、向き合った2人は冒頭から呼び方をめぐりヒートアップした。激高した様子の桜井氏が突然、立ち上がって橋下市長に近づき、周囲で警戒にあたっていた警護の警察官たちが一斉に制止に動く。面談は終始、険悪な雰囲気で行われた。

橋下市長が7月に在特会側のデモについて「表現の自由を超えたひどいもの」などと批判したことがきっかけとなり、この面談がセッティングされた。

「(在日韓国・朝鮮人に関する)制度に文句があるなら国会議員に言え。参政権を持たない人に言っても仕方ない」。橋下市長は桜井氏に対してこう主張し、「お前みたいな差別主義者は大阪にはいらない」と不快感をあらわにした。

桜井氏も「国会議員には言っている」「誰が差別主義者だ」「(韓国側が)日本人をひとくくりにして誹謗(ひぼう)中傷をやるから闘っている」と応酬。双方が怒気をはらんだ声で言い合いを続けたが、橋下市長が10分弱で事務方に「もう終わりに」と言って打ち切った。》


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00000585-san-pol

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この一部始終は動画で見る事が出来る。

https://www.youtube.com/watch?v=ACRxHAC-tyg

…ハッキリ言ってしまえばどっちもどっち。分別ある大人のやり取りとは到底言えない。子供の喧嘩レベルだ。どちらの主張を支持しようが将来の日本を背負うであろう若者には「悪い大人の見本」でしかない。双方とも自分達の発言が世間の注目を集めている自覚微塵も感じられない。…もっとも筆者はどちらも支持出来ないな…

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※在日が強制連行されたなど嘘出鱈目。議論は事実を前提にするべきだ。

少なくともこれはまともな「意見交換」だとか「議論」の体をなしているとは言えないだろう。従って勝者も敗者もない。敢えて言うなら双方名を落とした結果しか生んではいまい。

ただダメージがどちらが大きいかと言うと橋下市長の方だろう。かりそめにも「市長として」会った訳だし、彼には大阪市長以外にも政党の代表や弁護士の顔もある。それであくまで一般市民に過ぎない桜井氏を「お前」呼ばわりしたり「国会議員に言え」とか「選挙に出て当選してからにしろ」とかはどうかと思う。それ以前に相手の言い分を聞く姿勢はなかったとしか受け取れない。市長としては余りに狭量ではないだろうか。

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※在日側のヘイトスピーチとされる。発言者が誰かで判断基準が変わる訳ない。

…少なくとも日本人が在日に対して行うヘイトスピーチ以外にその逆も存在するのは事実だ。問題は在特会ヘイトスピーチは問題にするがその逆は見て見ぬ振りのマスコミにある。特にテレビ局は不偏不党、公正中立を謳うならそちらもしっかり報道して貰わないと偏向報道の誹りは免れない。二人の罵り合いはそういった構図を象徴するかの様な光景だったように感じた。

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在特会がどうあれ在日特権付与の理由はない。