お笑いのネタにしかならない韓国初のドーム球場

※「だって韓国だもの」なんて言われたらそこまでだが。

韓国では初となるドーム球場「高尺スカイドーム」なる野球場、本来であれば華々しく韓国球史の1ページを刻む筈…だが、そこは韓国、そうは問屋が卸さなかった。…それが勿論笑いのネタにしかならない事は言うまでもない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151126-00001063-chosun-kr&pos=1

この球場はソウル市が2713億ウォン（約290億円）という資金と6年間という時間を費やして建てた。当初はドームではなくアマチュアのための一般球場として計画されたが、ハーフドームという提案を経て最終的にはドーム球場に設計が変更されたのだがそういう経緯ゆえのOINK問題が多発し、今月行われた「プレミア12」の前哨戦の韓国VSキューバの強化試合でオープンした直後にも関わらず早くも「21世紀最悪のドーム球場」と韓国内でも専らの評判、日本でもネットで「キムチドーム」等と揶揄されている。

※既にその名は日本にも轟いている。


だが、「21世紀最悪のドーム球場」と言うがこの先何処の国であれ野球場を建設したり改修する事があるのは間違いないが、この球場を下回るのは容易ではない。故に21世紀どころか事実上「史上最悪」が確定している、と言っても過言ではない。

※設計段計で気付かなかったのか？

最大の問題は何故か最大31席も並んだ客席である。真ん中に座ろうものならばビールの注文も出来なければ試合途中にトイレに行く事すら困難である。しかも前後の座席の幅が狭く、成人男性が座れば前の席に膝が付くと言う事だ。これでは打球が飛んでこようものならばほぼ回避不可能である。韓国では「おむつをして行かなければならない座席」と素晴らしい皮肉が既に出ている模様だ。流石に来年4月の韓国プロ野球開幕迄に座席を減らしてでも通路を確保する改修工事行われているそうだが元々この球場の収容人数は現在1万8076席なのだそうだ。日本の球場の半分以下しかない。それにも関わらず何故かエレベーターが1基しかないとか…しかもその1基は7～8人程度しか乗れない代物である。どう考えても階段の方が早いが、この球場の4階席の勾配は35度にも達すると言う。ほとんど坂だ。この時点で観客の事を何も考えていないと断言して良い。子供の為のキッズゾーンや授乳室も最初から用意されていない。

※この球場を取り巻く諸問題のさわり。

しかも電光掲示板も縦7.6メートル×横24メートルで、韓国にある9つのプロ野球用球場で最も小さいと言う。これも内野席から双眼鏡を使わなければ観客に驚異的な視力がない限り見る事は出来ないと言う。何の為の電光掲示板なんだか。

迷惑なのは観客だけではなく、選手も同様である。高尺ドームの天井はグレーなので、打ち上がった球を識別するのが困難なのだそうだ。これでは平凡なフライを見失う珍プレー続出の可能性が非常に高いだろう。来年この球場の珍プレー特集でも作ればそれだけで2時間枠が消化できるかも知れない。

更にダグアウトには何故か屋根がない為、ファウル打球や観客が投げるゴミが選手に当たる可能性が指摘されている。明らかな設計ミスとしか思えない。設計変更は計8回も行われたのに、である。しかもこの球場、ブルペンは地下にある為まともに機能しない無用の長物と化している。

更に駐車場の収容台数は500台以下、付近に利用できる駐車場を使ったとしてもそこから球場まで徒歩20～30分…かかるそうだ。更にそれに伴う交通渋滞。車でこの球場に野球観戦などほとんど自殺行為になる。そこまでしてこの球場に足を運ぶ価値があるとは到底思えない。

※この球場での野球観戦は命懸け。

OINKケンチャナヨ精神全開の韓国の誇るべき初のドーム球場だが、更に加えて雨漏りや突然の屋根崩落などと言う危険は常につきまとう。この球場での野球観戦も命懸け、と言う事か。

※笑い事ではないのだが…

※こうなる危険は常につきまとう。

…そもそもこの球場、アマチュア向けの球場として計画された球場なのだと言う。だから収容人数も然程ではなかったのだ。それを強引にプロ仕様に、かつドーム化を後付けで行うからこんな事になったのだ。言うまでもない事だが日本初のドーム球場である東京ドームは1988年オープンである。日本のドーム球場とは比較対象にすらならない韓国のドーム球場は日本より30年以上遅れている。

※東京ドーム。韓国から伝授された建築技術がふんだんに使用されている…訳ない。韓国よ、デカい口はせめてこれ以上のドーム球場を作ってから言うべきであろう。