公開質問状から逃げたTBSと岸井成格、総務省の見解からも偏向は明らかだ。

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※結果的には質問状にはそれなりに意味があったと言えるだろう。

先日放送法遵守を求める視聴者の会」が総務省やTBSに対して公開質問状を出してTBS系報道番組「NEWS23」の安保報道や番組アンカーの岸井成格の発言について放送法の観点から糺したが、その回答があった様だ。
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http://www.sankei.com/entertainments/news/151222/ent1512220012-n1.html

TBSの如き自浄能力のない放送局などが反省も改善もするとは思わなかったが、その期待を裏切らずTBSは「報道・情報番組で、経験豊富なキャスターやアンカーがニュースに解説、論評をすることは広く受け入れられている」として、「公平・公正な番組作りを行っており、今後もそのように努めていく」と回答したとの事だ。「放送法遵守を求める視聴者の会」が糺したのは「キャスターやアンカーが解説・論評する事の是非」ではなく「キャスターやアンカーが解説・論評した内容が公平中立なものか」である。TBSは論点をずらしており、まともに回答した、とは言い難い。

また、その問題の発言をした岸井成格は「TBSの了解の下」で「無回答」だった。

「 無回答という回答さえもTBSに代行させたのは、自ら、言論人の矜持を根底から放棄したに等しいと言える」
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※やはり問題発言だった、と言う事だ。

と言う放送法遵守を求める視聴者の会」の指摘は至極当然である。岸井成格は自身の言動が放送法に則った正当なものである、と言う自負があるならば根拠を挙げて反論出来る筈である。それが出来ないのは「反論出来ない」からだと判断されても仕方ない。実際そうなのだろう。安保法制を巡っては「メディアとしても反対の声を訴え続けるべき」なんて発言をしていたが、メディアが賛成してはいけなかったのか?そういう悪質な印象操作の何処に「公平・公正」があると言うのだろうか?それすら判らないのに報道機関を自称するTBSの愚劣ぶりも特筆ものだが、それをやって「放送法違反」と指摘されて反論一つ出来ない岸井成格のアンカーたる資格は果たして何処にあるのだろうか?

高市早苗総務相は放送の政治的公平性について

「1つの番組というより、放送事業者の番組全体を見て判断する必要がある」

と回答したと言う。TBSの場合「NEWS23」でこの様な指摘を受けたが、同じTBSの「サンデーモーニング」を見れば明らかな様にTBSの番組全体でもそうは思えない。「公平・公正」と言う言葉がどういう意味なのか辞書を引くことから始めるしかないであろう。逆にTBSの番組で岸井成格と逆の意見をメインに取り上げた番組が果たしてあったのだろうか?

また更に1つの番組でも、

(1)選挙期間前後に特定の候補予定者のみを取り上げるなど、選挙の公平性に支障を及ぼす場合
(2)国論を二分する政治課題について、一方の政治的見解のみを支持する内容を繰り返すなど、不偏不党の立場から逸脱していると認められる場合

には、「一般論として『政治的に公平であること』を確保しているとは認められない」と言う見解を示した。問題になった一件が上記(2)に該当するのは明らかである。やはりTBSは偏向しており、「政治的公平」とは無縁だったことも明白ではないか。
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※これもそうだ。
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※オマケ。これも問題になる。

放送法遵守を求める視聴者の会」は記事を読む限りこれらの回答に納得しているとは到底思えないが、大局的に考えれば「TBSの安保法制に関する報道は放送法4条の趣旨を逸脱していた」と考えても差し支えあるまい。TBSだけがそう思っていないだけで。回答すらしなかった岸井成格に至っては論外である。アンカーの資格はない。黙って言論人を辞めるべきであろう。
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放送法の趣旨に関する見解が明らかになった。それだけでも意味はあったと考えるべきであろう。

直接的ではないがそう考えられる回答を引き出せた、と言う意味では「放送法遵守を求める視聴者の会」の公開質問状にはそれなりの意味があったと見ても良いのではないか?少なくとも放送法の要求する「公平・公正」に関する総務省の見解が明らかになった。これに納得するか否かはさておきそういう観点でマスコミがキチンと対応するのか否か、視聴者の立場としては厳しくチェックするべきであろう。