舛添要一を詰め切れない東京都議会

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※日本全部が敵だと言っていい。

政治資金の公私混同で東京都民のみならず日本国民を敵に回し、かつその事実を世界中に報道され、東京の恥を世界に晒した舛添要一都議会で集中砲火、ハチノス、フルボッコで辞任に追い込まれる、と思いきや、思わぬ形で都議会を悩ませている様だ。悪性腫瘍の完全駆除が難しいのは病気でもこの都知事でも同じらしい。
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http://www.sankei.com/affairs/news/160611/afr1606110030-n1.html

その一つが自身の給料を減額する条例案への対応である。

「いろいろ身を切るような対応をしてくれと厳しく議会のみなさまに問われましたので、私のひとつのけじめの付け方」

舛添が報道陣に語った50%、とされる都知事給料削減条例案詳細を詰めて15日に提出される、と言うが、これに対しては都議会各会派共に難しい対応を迫られる事になる。

給料削減ならば半分どころか「950円×実働時間」でも舛添の給料としては多すぎる位だが、どれだけ削減するにせよ、削減そのものが舛添続投が前提である以上、辞任を求める立場の都議会としては両手を上げて賛成、とはいかない。しかも過去に遡及して回収は出来ない、と言う。

「給与の減額を認めるということは『手打ちにした』との印象を都民に与えてしまわないだろうか」

と、ある与党都議は産経新聞に語った。全くその通りで、舛添の給料をどれだけ削減しようが、例えゼロでも「舛添要一東京都知事」という事それ自体がほぼ全ての東京都民の納得を得られない事は確実である。
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※都民から都議会にはこう言ってやりたい。
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※舛添ブーメラン発言集。よくまぁこれほど…

与党内には何らかの条件を付帯決議としてつけた上で容認してはどうか、との意見もあるそうだが、どんな条件を付けようが舛添を辞任に追い込めなければ都民の怒りは今度は都議会に向かう事になる。都議会としては舛添を辞任に追い込む以外の選択肢は「都民の民意」を前提にする限り「ない」、と言っても過言ではない。それどころか対応を誤ると直後の参議院選挙にも影響が出るのは確実であろう。都議会議員の立場としてはこの問題の長期化による都政の停滞、と言う事態を懸念する気持ちも理解出来なくもないが、舛添を辞任に追い込めなければ各都議が次の都議会選挙で都民の怒りを買って落選、なんてしっぺ返しだってあり得る。仮にここで舛添を(本意でなくても)助ける形になった都議や政党があればネット上で簡単に、即座に特定され、恐らくその言動は一瞬で拡散されるだろう。どんな都議でもこんな知事の身代りは御免蒙りたい所であろう。

しかし自公ばかりではなく民進党共産党でさえ

条例案が出てから対応を考える」

と、言う点では共通している。これが都議会の追及の勢いを弱らせる要因になるのであれば舛添にとっては「起死回生の一手」になりかねない。しかも舛添の言葉を借りればその尻を叩いたのは他ならぬ都議会、と言う事になる。都議会がマヌケ集団なのか?それとも舛添が狡猾だったのか?一方でおおさか維新が15日に不信任決議案を提出する、と言うが、これが可決されるか否かは余談を許さない。万が一否決されれば都民の怒りは確実に都議会にも波及し、都政が混乱を極める事態にもなりかねない。それどころか参議院選挙にも影響が出るのは必至である。都議の判断の責任は極めて重大である。
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※まさか、否決なんてされないよな?

また、15日には副知事の人事案も提出されると言う。産経新聞によれば「都政の停滞を懸念した消極的賛成」の公算が強い模様だが、

「信頼を失っている舛添氏が『私の信頼する人を…』といって提案してきた場合、素直に同意しがたい状況がある」(野党都議)

と、これも都議会を悩ませる要因になりかねない。
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※都議会に言ってやりたい台詞・その2

…と、このままでは舛添要一に逃げ切られる公算が強いのが現状ではないだろうか?都議会、何をやっている?会期を延長してでも舛添要一を辞任に追い込め。それが都民の信を受けた都議会議員の義務である。
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※都議会、この民意を無視したら自分に跳ね返るぞ!