誠意がない日大の「アメフト反則タックル」への対応
※被害選手は練習に復帰し、試合に出られる程度にまで回復したそうで何より。
最早「社会問題」と言うレベルにまで事態が発展してしまった
「日大アメフト反則タックル事件」
加害選手本人の誠意ある会見、そしてそれを受けて行われた前監督及びコーチの醜悪な会見、被害選手が所属する関学大は26日に日大からの再回答を公表したが、その内容は前監督やコーチの言い分を追認したものに過ぎず、関学大からすれば
と言う酷い内容であった。関学大は日大の再回答にこれだけの疑問を突き付けている。
※関学大の怒りはもっともだ。
記事では10もの疑問点を列挙している。真相を明らかにする、また日大が世間に「誠意ある謝罪をした」と判断される為には最低限これらへの回答は必須であろう事は論を待たない。
※文春砲も炸裂している。
それらの中でも最大の焦点である
「監督やコーチからの『反則指示』はあったのか否か」
だが、これについては「決定的」とも言える状況を示したシーンがネットには存在する。
もう少し判りやすくした画像も存在する。
問題のタックルは画像右上で行われており、その時ボールは画像中央やや左にある。この時、画像右下付近にいる日大監督及びコーチの目線動線ははどう見てもボールを追っていたとは思えない。50ヤードライン付近にいる線審の目線は明らかにボールを追っているが、比較すれば明らかである。他の人々の目線で監督やコーチと同様の方向を向いている人はこの時点でどれだけいるだろうか？
※嘘つきの外道共。
画像で判断する限り、監督やコーチはボールの行方より加害者になった選手の動きに関心は向いていた、としか判断出来まい。つまり連中は予め当該選手が「そういう行動」を起こす事を知っていた、と言う事だ。だから連中だけが「違う方向を見ている」のだと言えるだろう。
※世間の声を聞け。日大。
何故それを知っていたか？可能性は2つ。1つは選手本人がそういう行動を起こす事を直接、間接問わず聞いていた場合。もし、加害選手が監督やコーチの意向や指示でなく自身の意思で「故意に反則を行う」事を知っていたとすればそれを「止めさせる」のが指導者の当然の責務だ。しかし実際に反則タックルは行われた。しかも1度ではなく複数回繰り返し、退場処分となるまでそれは続いた。そして連中は即座にそういう行為を止めさせる、言う事を聞かない選手を交代させる、と言った行動には出なかった。常識的に考えると不自然な対応のオンパレードになる。つまり前提がおかしい、と考えるよりない。
もう1つの可能性は勿論
「自分達が指示した」
と言う事だ。それならこれから起こるであろう事は当然予測できるし、動きを追っていたのがボールでなく加害選手であった、と言う画像から読み取れる状況も辻褄が合う。この様な「反則タックル」なんてものが「異常」以外の何物でもない事はアメフトの経験があるなし以前に「常識」として判断出来る事だが、監督やコーチが止めさせる素振りや選手を交代させる、と言った対応をしなかったのは「それ以上」を求めていたからだとしか思えない。つまり
「反則タックルは監督やコーチの指示」
と考えるのが最も自然である。
※前監督やコーチに良心はないのか？
これでどうにかして自分達の責任を逃れ、選手に責任を被せて逃亡しようなど外道もいいところ、である。被害選手の父親が被害届を出したのも、また前監督やコーチを刑事告訴する、と言うのはもっともな話である。だが、加害選手の会見には誠意が感じられた。彼が実行犯としての役割を果たしたのは紛れもない事実だが、それでも被害選手の父親は
を求める嘆願活動を始めた。被害者サイドが加害者の減刑、情状酌量を嘆願するのは異例だが、被害届を出す必要上、加害選手がどれだけ真摯に謝罪して彼を許す気になっても本当の巨悪を裁きにかけるには彼の加害責任を問わざるを得ない。前監督やコーチは今からでも自分の口で真実を話し、世間に謝罪すべきなのは言うまでもないが、現在の法律は今回の様なケースを想定していないのか、上手く対応できる仕組みになっていない気がする。国にもその辺りを考えて貰いたいものだ。
※そうだよなぁ、内田サン、井上サン。
また、この様な「反則タックル」を事前に予測出来る、なんてのは限り無く不可能だと言えるが、それでも事件が起こった後の日大の対応は最悪を極めている。何故かそれを
阿呆な政治家が何人かいたが、正しくは
「今回の日大の対応は民主党政権並みかそれ以下」
と言うのが正しい表現である。特に立憲民主党、自分達が何をしたのか棚に上げて政権批判に結び付けるのは止めた方がいい。何を言った所で「ブーメラン」にしかならないのだから。
※日大の対応はせいぜいこのレベル。
