政治とスポーツ

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先日行われた東アジア杯の日韓戦が物議を醸している。
韓国側の横断幕に「歴史を忘れた民族に明日はない」と韓国語で書かれた物や、安重根やら李舜臣肖像画を掲げた物があったからだ。
FIFAの規定では応援に政治性のある物は禁止されているが韓国は開催国でありながら公然とそれを犯した訳だ。
 横断幕の文面は明らかに日本に向けた毒であり、安重根及び李舜臣は韓国人からすれば「抗日」の象徴とも言える人物なのだから、政治的メッセージ以外の何物でもない。

対して韓国側は相変わらず旭日旗を槍玉に挙げている。この試合で旭日旗を掲げた人物は既に特定されている。ご存知ない方はネットなりWikipediaで調べればすぐに見つかるだろう。

韓国側の言い分では旭日旗は日本の侵略の象徴であると言う。更にナチスの旗、ハーケンクロイツと同じだと言う。とんでもない言い掛かりであり、間違っても聞き入れてはならない言い草である。

旭日旗は日本人の太陽信仰が起源であり、めでたい事を祝う時等にも使われていた。軍旗として使われていたのは事実だが、旭日旗自体は明治維新以前からあり、それを軍旗にしたに過ぎない。従って政治性がないのは当然であり、どうしても政治性をそこに見出したいなら某反日新聞社の社旗や一般漁船の大漁旗にどんな政治性があるのか考えて頂きたい。
政治性がないのは終戦後の連合国の調査でも明らかであり、それ故にハーケンクロイツと違って国際法で禁止される事もなかった。

…因みにハーケンクロイツはそのデザイン、配色全てにナチスの思想が組み込まれていると言う。国際法で禁止される理由はそこにある。

韓国人にはそれが理解出来ない模様である。自国のタレントが旭日旗、もしくは類似したデザインの何かを身に付けていれば容赦なく叩く。日本人以外の外国人が商品のモチーフにしてもいちいち騒ぎ立てて抗議する。極めつけは第二次大戦をテーマにしたゲームで再現された(日本の)旧海軍の戦艦の旗が旭日旗だとクレームを付ける。(事実に即して再現されたに過ぎない)
はっきり言って異常なまでに旭日旗を嫌う。
…それが何かを理解しないまま勝手に自分達の解釈だけで。

日本人としては日本の正式な国旗は日章旗であるが、旭日旗も準国旗同然の扱いである以上不快感を催す韓国人の反応である。大体現在でも海上自衛隊の艦旗は旭日旗だし、前述の如く新聞社の社旗にも漁船の大漁旗にも使われている。旭日旗の使用は国際法的にも何ら問題ない。
サッカーの応援に使っても。

では何故韓国は旭日旗に異常なまでの反応をするのか?理由は2年前のアジア杯にあるようだ。この大会でも日韓戦があり、この試合でゴールを決めた韓国選手が日本人を侮辱するパフォーマンスを行い、問題となった。その非を認めたくない為、その場になかった旭日旗を引き合いに出して自分達を正当化しようとしたのが実際の所らしい。更にロンドン五輪の際の韓国選手による竹島領有権メッセージによる処分も火を付ける結果になったようだ。
そのロンドン五輪の際、韓国側は他競技の日本選手の旭日旗を問題にしたが、IOCは政治性ナシと判断している。

この様にスポーツに政治を持ち込み問題を複雑化させているのは韓国側である。それ以前にも今回の東アジア杯は日本チームに不利な扱いをする場外作戦や君が代にブーイングとか非礼失礼は沢山ある。

大体旭日旗を侵略美化とか言うなら君が代は戦前から現在に致まで国歌の位置付けであり、日章旗もまた然りである。…にも関わらず旭日旗だけ言う。
旭日旗を韓国側が嫌がるから辞めろと言うなら是非聞きたい。ではライタイハンの被害を受けたベトナムが韓国の国旗、太極旗は侵略の象徴だから辞めろと言ったら韓国は国旗を変更するのか?
絶対にないだろう。ならば韓国に旭日旗に言及する資格ナシ。スポーツに政治を持ち込むなら国際大会開催の資格ナシ。である。