Chinazis
それを一国の大統領がズバリ指摘したのは驚いた。フィリピンのアキノ大統領である。
アメリカ・ニューヨークタイムズのインタビューにおいてアキノ大統領は南シナ海における支那の領有権主張を1938年当時チェコスロバキア領のズデーテン地方の割譲を要求したナチスになぞらえた。
そのズデーテン地方は元々はオーストリア=ハンガリー帝国の領土だったが第一次大戦後チェコスロバキア領になっていた。当時ドイツ系住民が多かったそうだがヒトラーはそれを理由にナチスへの割譲を要求。それに対して英仏は宥和政策として応じたものの、結果はヒトラーを増長させただけに終わった。ナチスと戦争するのを嫌った為のようだが第二次大戦を防ぐ事にはならず、勿論誤った判断だとされている。
つまりアキノ大統領は国際社会は同じ過ちを繰り返すな！というメッセージを出したという事になる。支那に対する宥和政策は支那を増長させる結果しか生まない。ナチスへの宥和政策は明らかな失敗だったが支那に対しても同じだ。国際社会は支那に明確なNOを突き付けるべきだ！と読める。
当然支那は反発して 新華社は「無分別な例えにより、歴史も現実も無視する素人政治家であることをさらした」とアキノ大統領を酷評した。そして「国際社会は中国が平和的発展の道を堅持してきた事実を無視するはずがない」と吹聴したりするがチベットやウイグルでの民族浄化は平和的発展なのか現在進行のホロコースト同然なのかは一見して明らかだ。
国際社会が知っている支那は国際法の無視をしたり、自分達のした事を他国のやった事にすり替えたり、民主化を要求した自国民を戦車でひき殺したり、明らかな他国領を自国領と捏造して強奪したり、またはしようと企んだり、他民族の人権を無視した迫害、虐殺だったり…の筈だが？
また、支那は第二次大戦は「対ファシズム戦争勝利」と吹聴するが、ファシズムとは民主主義の否定である。未だに人民に選挙権すらなく、国家の中枢人事は一党独裁体制の党内人事に過ぎない国のどこに民主主義があるのか？過剰なナショナリズムを煽り、愛国無罪が罷り通っているのは全体主義そのものではないのか？
アキノ大統領、鋭い指摘である。支那共産党、正しくナチスそのものだ。
