アメリカンファンタジー

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アメリカ議会下院外交委員会のロイス委員長、彼も韓流毒饅頭に汚染された議員の一人のようだ。

グレンデール市の所謂慰安婦像に献花し、韓国の歴史ファンタジーに則ってコメントを出す様からそれは明らかだろう。

彼の発言だったか「アメリカも奴隷制などの過去を認めてきた。だから日本も同様に過去を認めるべきだ。」そんな主旨の発言があった。

アメリカのそれは奴隷制や先住民のインディアンの迫害や虐殺を指すらしい。他にも第二次大戦中の日系人強制収容やベトナム戦争イラク戦争も含まれるようだが。

一見もっともに聞こえる。しかし冷静に考えるとやはり疑問点はある。当時から批判が多かったイラク戦争はもとより、アメリカがベトナム戦争での残虐行為を認めるなら韓国にも同様の事を言ってベトナムでの残虐行為を認めさせ、ベトナムに謝罪させなければ日本にとやかく言う資格はない。単なる片手落ちでしかない。

また、奴隷制やインディアン虐殺についてはどこまで行ってもアメリカの国内問題でありそもそもの土俵が違う。日韓の所謂歴史認識問題は日本が史料に基づいた認識を述べているのに対し、韓国のそれはファンタジー・歪曲・捏造・嘘・出鱈目の類であり、史料に基づいた認識ではない。一般的な史実の主張とファンタジー、その違いを理解せずに同列に扱うのは明らかな誤りだと断言していい。と、言うより先ずはアメリカ議会議員達は「history」と「fantasy」の単語の意味の区別を認識する事から始める事を薦めたい。日韓の所謂歴史認識問題について発言したいならば。

慰安婦にしろ、竹島にしろ、アメリカは自国の公文書に明確な認識を記している。それを無視する米議員は自国の公文書の内容を知らないのか?それとも信じてないのか?

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ラスク書簡の抜粋写真。この文書でアメリカは韓国に対して竹島は日本領である事を明確に認め、韓国の主張を拒否している。


http://goo.gl/WF15t

※米軍が第二次大戦中ビルマの日本軍の慰安所にいた慰安婦の聞き取り調査の結果。この内容から慰安婦がどう「性奴隷」だったと言えるか聞きたい。

また、日系人強制収容についていうなら自国内の特定民族を理由なく強制収容した行為自体はナチスホロコーストと大差ない。違いはアメリカはガス室日系人を虐殺しなかっただけで、本質的にはナチスと同じ穴の狢でしかない。

…勿論日本にも他国に対して恥ずべき黒歴史はある。例えば真珠湾攻撃。宣戦布告が攻撃開始後になったのは誰もが認めている。そうなった原因や責任問題、そもそもアメリカが真珠湾攻撃を事前察知していたか否かやそれ自体がF・ルーズベルトの陰謀だったか等諸説あるが宣戦布告前の攻撃だった点は異論がない。…これが仮に攻撃が朝鮮人だったらあらゆる屁理屈・歪曲・捏造・嘘・出鱈目を駆使して正当化するのだろうが。

だが、アメリカが全ての自国の黒歴史を認めているかと言えば答えはノーだ。何故なら百田発言に反発しているからだ。百田直樹氏指摘の通り東京大空襲や原爆投下の実態は非戦闘員対象の無差別攻撃・虐殺行為であり、それは戦時国際法に明確に違反する。東京裁判では連合国の戦争犯罪は問われなかったが、だからと言ってその事実は変わらない。要は認めたくない痛い所を指摘されて反発しているに過ぎない。百田発言を批判したり反論したいならば東京大空襲や原爆投下が非戦闘員対象の無差別攻撃でない事を論証しなくてはならない。どう戦時国際法に合致していたというのか?

また、第一次大戦後の国際連盟創設時に日本が提案した人種差別撤廃条項、採決の結果11対5の賛成多数だったのを当時のアメリカ大統領ウィルソンは後出しじゃんけんの全会一致を持ち出して葬り去った。そんな過去のある国(アメリカは反対した5か国の一つ)が今や大きな顔して人種差別反対や人権擁護を世界に叫ぶのである。
その前に認めるべき事実はあるのだが…?

アメリカでは所謂慰安婦問題は歴史問題ではなく、人権問題とされているそうだ。ならば聞きたい。だったら朝鮮戦争時の国連軍は朝鮮人慰安婦をドラム缶に詰めて現地に送り、「第五種補給品」と呼んでいたが、その国連軍に参加していたアメリカはそういう人権無視はしていなかったのか?何故言及しないのか?

それらが韓流毒饅頭に汚染された傍証である。アメリカは日本にとって重要な同盟国であり、将来もそうであり続けるのが双方の国益に合致する筈だ。だから日本も時にはアメリカにキツい事を言ってもいい。それが友人の忠告となるならば。

オバマ大統領が後日来日する。アメリカとしてはそれまでに日韓関係を改善させ、支那北朝鮮と対抗する日米韓の連携を強化させたい筈だ。しかしアメリカが日韓関係改善に一肌脱ぐと言うなら日本が言う「歴史」と韓国が吹聴する「ファンタジー」の区別を認識してからにしてもらいたい。それがなければ如何なる仲裁であっても効果も意味もない。また、根拠ある「歴史の真実」を主張するのは右傾化でも軍国主義化でもナショナリズムの高揚のいずれでもない。安倍首相の言った「戦後レジームからの脱却」には「根拠ある歴史の真実を明らかにする」事も含まれる。アメリカは安倍首相を「ナショナリストの右翼の軍国主義者」と言う色眼鏡で見ないで貰いたい。それこそが言うなれば「アメリカンファンタジー」であり、韓流毒饅頭による汚染の産物なのだから。