呆れた民主党

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2009年の総選挙で下野した自民党、2012年に再び政権を奪還するまでの野党暮らしの中で今までの反省をして、至らなかった部分は改善したと言われている。一方、宿願だった政権交代を成し遂げたまではともかく、その後は最悪の政権運営だった民主党、先の総選挙で下野してすっかり影が薄くなった印象もあるが、彼等も野党時代の自民党同様に再起を期して政権時代の反省をしているのだろうか?

http://www.zakzak.co.jp/smp/society/politics/news/20140505/plt1405051626001-s.htm

この記事を読むとご理解は頂けるであろう。この政党が例え一時期でも政権を担っていた事に戦慄すると共に永遠に政権を担ってはならないと強く思う。

丁度一月程前だが、トルコ及びUAE原発輸出を可能にする原子力協定承認の採決が行われたが、その時の事である。

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海江田代表は採決前の代議士会で頭を下げて民主党の結束を訴えた。承認案は民主党としては(消極的な)賛成が方針であったが、異論も多数あり一枚岩とは言えなかった。採決には党議拘束が当然だがかかっていた。そんな中で採決に臨んだが、やはり造反が出る。原発絡みとなると賛否両論あるのは理解できるが党としての一致した結論は出せない、党議拘束をかけても反対派はそれよりも自分の信条の方が大切なのか、当然の如く造反が出る、そして党として造反者を処分出来ない…何だ、与党でも野党でも何も変わってないじゃないか。それが政権運営に失敗した理由の一つなのは明白だが、反省も改善もないようだ。   

また、米国オバマ大統領来日前に民主党議員15人(その議員の名前は記事本文にて確認されたし)+他の野党議員4人が米国大使館に安倍首相の推進する集団的自衛権行使容認に米国が反対するよう求める文書を提出する愚挙に出た。
それ自体が日本国の国会議員としてあるまじき行為だ。反対ならば堂々国会で討論して安倍首相を論破すればいいだけの話だ。それ以前に集団的自衛権行使容認の是非は日本の問題であり、他国が介入する話ではない。日本の問題、それも自分達が反対する案件に他国の介入を煽る時点で売国行為であり、国会議員たる資格はないと思うのだが…

その文書の内容も凄まじい。記事によればオバマ大統領の前に来日したヘーゲル国防長官が日本の集団的自衛権行使容認を支持する発言をしていたが、それを誤りだと、言わばオバマ大統領に告げ口する内容だったという。

理由は解釈改憲集団的自衛権行使は不可能だからだという。可能とする解釈もあるからこそ議論になっているのだが、そういう自分達と意見を異にする存在は認めないようだ。政治は一神教ではないのだが、彼等にはそれは理解出来ないようだ。そういう人は次回の選挙では国政の場から退場願いたい。だから安倍首相の手法についても「我々国会議員のみならず、我が国を代表する憲法学者政治学者、安全保障の専門家、あるいは主要な報道機関、何より国民の間に大きな批判がある」などと書けるのだな。まるで安倍首相だけが集団的自衛権行使容認に賛成で独善的に推進しているかの様な書き方だ。彼等野党議員が日本の国会議員代表ではないのだが…と言いたいが彼等は間違いなく日本の国会議員代表だ。…恥曝しと売国の。

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少なくとも民主党は下野した所で何ら変化のない政党だったようだ。彼等が本当に再び政権運営したいと考えているのならば野党時代の自民党以上の劇的な変化がなくてはならない。それが理解出来ないのか理解していても実行不可能なのかはさておき、(どっちでも同じだ)そうならない限り民主党に投票しても意味はない。やはり民主党には政権担当能力はない。

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