韓国コウモリ外交のツケ

イメージ 1

5月30日の韓国・フィリピン国防相会談において、韓国側は浦項コルベット1隻と高速艇16隻を年内に無償供与する方針を示した。この件について韓国側から正式な発表はなかったが、フィリピン外務省の公表資料によって6月5日に発覚していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140806-00000046-rcdc-cn


発覚後間もなくの6月10日、11日に在韓国支那大使館の高級館員及び武官が韓国外交通商部、韓国国防部を訪問。フィリピンへの無償供与を取りやめなければ7月の習近平訪韓に大きな影響が出ると警告していた。結局、習の訪問は実現したが、この話し合いがどのように決着したのかについては明らかにされていない。

支那の言動は明らかな内政干渉であると言える。他国に人権侵害の様な事例を指摘されると「内政干渉だ」と反発するくせに他国には平気で内政干渉する傲慢かつ厚顔無恥な国、それが支那である。

イメージ 2


また韓国もコウモリ外交のツケが回ってきたと言えるだろう。同盟国である米国を軽視して支那に擦り寄ったツケである。支那の要求を受け入れればフィリピンとの約束を反古にする事になるし、約束を優先して支那の要求を拒否すれば支那がヘソを曲げて今までのすり寄りが水泡に帰す事になる。

いずれにしても人としての信義や道徳、常識が欠如した特亜同士のやり取りであり、通常の国では起こり得ない事案だと言えるだろう。

イメージ 3


南シナ海問題支那との対立が続くフィリピンでは、沿岸警備隊や海軍の不足が深刻だそうだ。日本もODAで巡視船10隻を提供する方針だ。米国もフィリピンへの援助を既にしており、日米韓でフィリピンを支援する方針の一環だったようだ。しかし、これらの措置は支那にとっては都合が悪いのは明白である。従って支那としては属国同然の韓国を自国側に取り込み突破口を開くつもりなのだろう。現在ウクライナ情勢が混沌とする中、ロシアにはうかつに接近しづらいだろうから、支那としては韓国以外選択肢がないのだろう。

…だとしたら韓国はそういう支那の意図に気付いているのか?気付いておらず「反日」というお題目で支那と共闘すべく接近しているなら単なる大馬鹿者である。通常の感覚では考えづらいが、そこは韓国、有り得ない話ではなかろう。

イメージ 4


支那の要求を受け入れフィリピンへの援助を取り止めるのは米国に対する裏切り行為に等しく、日米韓の枠組みをも崩壊させるに等しい行いだ。日本としても日米同盟はともかく、日米韓の枠組みで安全保障を考えるのは如何なものであろうか?新たな安全保障の枠組みが必要ではないだろうか?安全保障は日本のやり方に周辺が合わせるのではない。周辺の変化に対応して日本も変化させる必要がある。左翼の似非平和主義者はその理解がないのではないか?