産経新聞vs韓国

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産経新聞が報じた朴槿恵の記事が波紋を呼んでいる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140803-00000519-san-kr

セウォル号沈没事故発生当日の4月16日、朴槿恵が日中、7時間にわたって所在不明となっていたとする「ファクト」が飛び出し、野党が追求し政権の混迷ぶりが際立つ事態となっている。

 7月7日の国会運営委員会に、大統領側近である金淇春青瓦台秘書室長の姿があった。以下に引用するのは質問者である左派系野党、新政治民主連合の朴映宣院内代表との問答である。

 朴代表「キム室長。セウォル号の事故当日、朴大統領に書面報告を10時にしたという答弁がありましたね」

 金室長「はい」

 朴代表「その際、大統領はどこにいましたか」

 金室長「私は、はっきりと分かりませんが、国家安保室で報告をしたと聞いています」

 朴代表「大統領がどこにいたら書面報告(をすることになるの)ですか」

 金室長「大統領に書面報告をするケースは多いです」

 朴代表「『多いです』・・・? 状態が緊迫していることを青瓦台が認識できていなかったのですか」

 金室長「違います」

 朴代表「ではなぜ、書面報告なんですか」

 金室長「正確な状況が・・・。そうしたと・・・」

 《朴大統領は側近や閣僚らの多くとの意思疎通ができない“不通(プルトン)大統領”だと批判されている。大統領への報告はメールやファクスによる「書面報告」が殆どだとされ、この日の質疑でも野党側は書面報告について、他人の意をくみ取れない朴槿恵の不通政治の本質だとして問題視。その後、質問は4月16日当時の大統領の所在に及んだ》

 朴代表「大統領は執務室にいましたか」

 金室長「位置に関しては、私は分かりません」

 朴代表「秘書室長が知らなければ、誰が知っているのですか」

 金室長「秘書室長が大統領の動きをひとつひとつ知っているわけではありません」

 朴代表「(当日、日中の)大統領のスケジュールはなかったと聞いていますが。執務室にいなかったということですか」

 金室長「違います」

 朴代表「では、なぜ分からないのですか」

 金室長「執務室が遠いので、書面での報告をよく行います」

 朴代表「答えが明確ではありませんよね。納得し難いです。なぜなら大統領の書面報告が色々問題となっています」

 《朴代表はここで、国会との連絡調整を担当する趙允旋政務首席秘書官(前女性家族相)に答弁を求めた》

 朴代表「趙政務首席秘書官、マイクの前に来てください。女性家族部相のときも、主に書面報告だったと聞いています。直接対面して大統領に報告したことがありますか」

 趙秘書官「はい、あります」

 朴代表「いつですか」

 趙秘書官「対面報告する必要があるときに」

 朴代表「何のときですか」

 趙秘書官「案件を記憶していません」

 朴代表「では、調べて後で書面で提出してください」

 一連の問答は朴槿恵の不通ぶり、青瓦台内での風通しの悪さを示すエピソードと記事は指摘している。

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※政権幹部が大統領の居場所を知らないマヌケぶり。それが韓国。

更に朝鮮日報の記者コラムである。それは「大統領をめぐるウワサ」と題され、7月18日に掲載された。

 コラムは、7月7日の青瓦台秘書室の国会運営委員会での業務報告で、セウォル号の事故の当日、朴槿恵が午前10時ごろに書面報告を受けたのを最後に、中央災害対策本部を訪問するまで7時間、会った者がいないことがわかった」と言うのだ。

「金室長が『私は分からない』といったのは大統領を守るためだっただろう。しかし、これは、隠すべき大統領のスケジュールがあったものと解釈されている。世間では『大統領は当日、あるところで“秘線”とともにいた』というウワサが作られた」とコラムは言う。

その内容はニュースソースをご覧になって頂きたいが、朴槿恵と男の関係に関するものだ。その相手とは、朴槿恵の母体、セヌリ党の元側近でしかも当時は妻帯者だったという。

…この様に産経新聞が韓国内の報道や記事を基に「大統領など権力中枢に対する真偽不明のウワサ」と、断り付きで引用紹介した。それに対して朴槿恵の名誉を毀損しているとする韓国の市民団体の告発を受け、ソウル地検は産経新聞ソウル支局長の出頭要請に加えて韓国からの出国禁止処分にした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140810-00000000-yonh-kr

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※率直な感想

…こういうのを言論弾圧と言う。自分達に都合の悪い記事を出されたからと言って一メディアに対してやる事ではない。同時に国家権力の濫用でもある。そもそも産経新聞は韓国メディアの記事や国会でのやり取りを引用したに過ぎない。これを名誉毀損にするとは恣意的としか言いようがない。

韓国メディアの記事や国会でのやり取りを引用して名誉毀損なら先に報じた連中も同様でなければならないが、そうはなっていない。明らかに産経新聞を狙った嫌がらせの類である。恐らく仮に報じたのが朝日新聞だったらこうはなっていないだろう。単なる差別的な扱いとしか言えない。韓国という国ではこういう差別的な扱いは異例ではないし、法治国家でないから法などあってなきに等しい。このような恣意的な運用があるのが実状なのである。

産経新聞にはこういう不当で理不尽な事に負けずに真実を報道して欲しいし、韓国のおかしな実態も報道して欲しいと思う。頑張れ産経新聞