有名軍事ブロガーVS江川紹子

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岐阜・長野の県境の御嶽山の噴火、犠牲者が多数出て、心肺停止状態に陥った方も、未だに行方不明の方も多数いるて言う。残念ながら亡くなってしまった方々に心からの哀悼の意を表すると共に一日でも早い負傷者の回復と一刻でも早い行方不明の方々の安全確保及び救助の成功、また救助活動に当たっている方々の安全を祈念したい。

さて、突然の御嶽山の噴火。偶然居合わせた方々の安全が気になるが、ネットでは様々な話題に拡大している。居合わせた方々の心配もロクにせず取材に走るマスコミへの批判、悪夢の民主党政権時の「事業仕分け」で火山監視活動の予算を削減した事への批判(これは誤解して批判する方も多数いるので真偽に御注意頂きたい)、無知なツイートに対する炎上騒動など…言い出したらキリがない。

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※ネットで批判された例

http://www.buzznews.jp/?p=208648

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これはジャーナリストの江川紹子Twitterで呟いた一言がきっかけの炎上騒動である。

…きっかけは筆者がTwitterでフォローしている方からのリツイートであった。筆者はそれで江川紹子の発言を知った。

彼女の発言に対して

「@amneris84 火砕流に巻き込まれても平気な装甲車両を持っているのは、自衛隊だけだからじゃないかな。雲仙普賢岳では活躍しましたよ。」

と、返信した方がいた。この方は筆者もニュースソースのサイトで知ったのだが、TwitterでのHN:JSF氏と言い、軍事関係で有名なブロガーだそうだ。

これに対して江川紹子が反論した事で論争になり、(詳細はニュースソースを参照頂きたい)炎上騒ぎになった。

これは結果論だが、江川紹子は軍事関係については素人同然にも関わらず、相手がそうとも知らず専門家に反論し、論争した形になった。「釈迦に説法」そのままだったのだ。この時点で論争の結果は火を見るより明らかだが、江川紹子は論破されたにも関わらず非を認めず醜態を晒してしまった。

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議論の焦点は自衛隊の装甲車が火砕流に耐えられるか否かであった。筆者は軍事関係は素人なので別の観点から言及したい。

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※今回活躍中の89式装甲車。

http://www.mod.go.jp/gsdf/about/dro/

陸上自衛隊のHPだが、災害時の自衛隊の出動についてのページである。ページを見れば一目瞭然だが、火山噴火時の救助活動に自衛隊が出動出来るのは明らかである。(勿論手続きがいるのだが)

と、なると自衛隊には火砕流を想定した対策や装備、訓練が用意されている事は容易に推察出来るのではあるまいか?江川紹子はそこまで気が回らなかったのだろうか?筆者はTwitterでそれを指摘して送信してみたが、反応はなかった…

と、言うより彼女は左派のジャーナリストとして知られている。従って本音は自衛隊を出動させる事より自衛隊自体を疑問視している故、冒頭の発言になったのではないだろうか?

…だとしたら、阪神大震災の際の村山富市と発想が変わらない。村山富市阪神大震災の際自衛隊の出動を躊躇った所為で犠牲者増加を招いた。そういう悪例を繰り返したいのだろうか?

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※反面教師にすべき人

左派の人間は自分の考えが絶対正しいとして現実を無視し、論点をすり替えてでも自分の主張を貫徹する傾向がある。この江川紹子の件もそうだし、例えば所謂慰安婦問題でもそうだ。思想信条及び言論の自由はあるが、まずは現実的な思考をしてからにしてはどうか。江川紹子にしても仮に自衛隊が嫌いでも今回の発言の前に陸上自衛隊のHPを一目見ていればこんな事にはならなかった筈だ。左派の人間は自分達の主張と相容れない物には見向きもしないが、広い視野で一度それを見てからにするだけでこの様な恥を晒さずに済む。その教訓にはなったのでは無いだろうか。