小西洋之の嘘出鱈目憲法解釈


「国会クイズ王」と呼ばれる民主党参議院議員小西洋之憲法記念日に何か吠えていた…勿論そのTwitterは炎上と相成ったのだが、酷い内容のツイートも含まれていた。

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小西洋之によれば改憲とは「国民に必要不可欠な法律が違憲で立法不可能な時のみ改正発議が可能」らしい。

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改憲について規定があるのは憲法96条だが、小西の言う様な規定は一切無い。憲法改正の為に必要な条件については規定があるものの、発議そのものについては条件はない。従って例えば「憲法9条を改正して自衛隊国防軍に!」と言う民意を受けて圧倒的多数の議席を選挙で得た政権がその公約実行の為に改憲発議をしても何ら問題はない。憲法の勝手な解釈は個人の思想信条の自由だが、それを正論であるかの如く国会議員の立場で発信するのは却って国民が改憲への正しい知識を得る事の障害になる。

…そもそも憲法は必要がなければ七百年でも七千年でも変えてはならない》なんて誰が決めた?そこまで見通して現在の憲法が制定されたとどうして断言出来る? 因みに1945年の第二次世界大戦終結から2014年3月に至るまで、アメリカは6回、カナダは1867年憲法法が17 回、1982年憲法法が2回、フランスは27回(新憲法制定を含む)、ドイツは59回、イタリアは15回、オーストラリアは5回、支那は9回(新憲法制定を含む)、韓国は9回(新憲法制定を含む)の憲法改正をそれぞれ行っている。理由は勿論「憲法自体が時代の変化に対応しきれない」からであろう。憲法とは宗教の教義や経典と違う。自国の置かれた環境や周囲の情勢が変われば改正するのが常識だ。小西洋之、先ずはそう言う理解が必要だ。

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「現在の憲法の条文を一字一句変えてはならない」と言う極端な意見も例えば共産党などにはある。だが現在の憲法制定時に9条に最後まで反対したのはその共産党である。今更そんな事言っても噴飯ものだが、こういう手合いの連中は日本国憲法原理主義者」であるとも言える。連中はまるで憲法を経典の如く仰ぐが、その姿勢は武力を使うか否かの違いはあれどコーラン以外の価値観を一切認めないイスラム原理主義のテロリストの思考回路とその意味では大差ないだろう。

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また小西はこんなツイートもしている。安倍首相の名前を誤記しているどころか《「十年早い」などの次元ではなく「生まれ変わって」頂く必要があります》など傲慢にも程がある、と言っても過言でない。一体何様のつもりなんだか…?

また小西が引き合いに出している憲法13条は

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と、言う規定だ。良くも悪くも憲法に明記されていない「プライバシー」「肖像権」「環境権」等「新しい権利」と呼ばれる人権はこれを根拠にしている場合が多い。口悪い言い方をすれば「新たな人権を生み出す打出の小槌」だ。勿論それらの権利を否定したり条文の改廃の必要はないのだろうが、これらを無制限に認めると「公共の福祉」を却って阻害したり、権利の主張を装った我儘勝手に悪用される危険すら有り得る。権利の主張と我儘勝手は違う。認めるべき権利は憲法に明記した方が良さそうだ。そういう意味でも改憲する意味はあると言えるだろう。

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そしてコレ。小西には憲法解釈の決定権でもあるのか?それならやるべき仕事は国会議員ではなく裁判官だ。それに本当に「正しく」理解しているのなら考えの違う相手を全否定する言い方はしない。それは民主主義というよりファシズム共産主義者の考え方だ。憲法の精神とは相容れない。小西洋之の発言はツイートでも国会質問でも自分と反対の考えを認めないものばかりである。安倍首相の憲法観に賛同できないのは個人の思想信条の自由だが、「正しく」理解しているのなら考えの違う相手に「生まれ変わって」などとは間違っても言わないだろう。改憲派の人間を全く尊重していない。どこが「正しく」理解していると言うのか?つまり全く「正しく」理解していないのであり、小西は嘘を堂々と吐いている。