天津大爆発事故現場から神経ガスが検出?

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…天津での大爆発事故、1週間経った現在でも全容解明には程遠い状態ではあるが、そんな中、「現場周辺の大気中から神経ガスが検出」と言う報道がなされた。

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http://www.sankei.com/world/news/150819/wor1508190038-n1.html

しかし当局側はこれを否定、何故かネット上から記事が削除されている様だ。

この国の場合、政権側に都合の悪い情報はこの様な憂き目に遭うのは日常茶飯事である。言論の自由」のない悲しさではあるが、それが却って第一報の信憑性を思わせる結果になるのは皮肉である。…もっともネットが発達した現代では世界中に情報があっという間に拡散するからそんな事をしても徒労に終わる可能性が高いのだが…

さて、その発生したとされる神経ガスが一体何だったのか?と言う点は明らかにされていない。しかし、我々がそう聞いてすぐに思い浮かぶ種類なら幾つかあるだろう。例えばこういった物が挙げられる。

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※本当に神経ガスが検出されたならガスマスクだけでは足りない。

20年前に日本を震撼させたオウム事件で使われたサリンやVXがその代表格である。上記の解説の通りであるならばシアン化ナトリウムより質の悪い代物だ。事態がより悪化しただけに過ぎない。サリンにしろVXにしろ、呼吸だけでなく皮膚からも吸収されて人体に害を及ぼす性質があるからだ。勿論ガスマスクでは済まず防護服で完全装備及び的確な除染が絶対であるのは言うまでもない。

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※除染は一応やっている模様だ。一応、だが。

…実際に神経ガスが検出されたのか否かや、それによってどれだけの被害が出ているのかは断定できる情報はない。しかし事実であるとするならばサリンであれば水や熱で容易に分解されると言うが(だから爆発の結果だったり、爆発後残留出来るのかは疑問)VXやイペリットだとしたら残留性が高い。特にイペリットはゴムを通して吸収される厄介な性質があると言われている。完全防護は防護服があっても怪しい…らしい。いずれにしても毒性は非常に高く、即効性がある。その意味では放射線よりも危険な代物である事に疑いの余地はない。当初「爆発の結果出来た」と言わんばかりの報道スタイルだったが、そんな偶然が起こるとは考えにくい。材料が近くにあって爆発の結果偶然生成された、と言うより(本当にあったと言うならば)最初からそこにあった、と考える方が遥かに合理的である。それじゃぁ当局側が必死で否定・言論統制に走る訳だ。

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※雨が降ったらこの通り。

…こんな危険な代物を一体何に使うつもりであったと言うのか?サリンであるならば200mgを服の上にかけただけで成人男性でも死亡する、とされている。その他の何であれこんな毒性の強い危険物が一般人の手に負える訳がない。事実上軍事上の化学兵器以外の用途は考えられない。そんなものを使おうものならば明確に国際法違反であり、何処で使おうが発覚すれば国際的批難の嵐が巻き起こるのは絶対確実である。実際兵器として使うにはリスクが大きすぎる。いやいやそれ以前にこの現場の倉庫は民間の倉庫を装った軍の倉庫がなければ説明できなくなる。国家機関以外でこんな危険な代物を所持・使用されたらどうなるか?日本はオウム事件で骨身に染みてそれを理解している筈だ。

…ところが不思議な事にこの爆発事故で他国にまで影響を及ぼす程の環境破壊を引き起こしている割に日本の左翼連中はそこにはダンマリである。万が一この国がサリンやVX、イペリットを日本に向けても憲法9条は守ってくれない。爆発事故からの復旧やそれに伴う支援は行われて然るべきだが、この国には核ばかりではなく、化学兵器と言う脅威もあると言う認識とそれに伴う対策は必要である。現在国会で審議されている安保法案はその土台の役目を果たすと言える。反対する理由などない筈だ。何しろ相手は何を持っていても不思議のない国なのだから。

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※それ相応の代償は覚悟する必要がある支那共産党