天津大爆発事故、雨が降って地面に何かの反応が…?

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恐れていた事が現実になってしまった模様だ。

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http://www.businessnewsline.com/news/201508182209230000.html

天津での大爆発事故から1週間が経過したが、現場ではとうとう雨が降ってしまった模様で、途端に地面に白い泡状の何かが発生していると言うのだ。

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報道されているニュース等から考えれば流出したシアン化ナトリウムなどの化学物質が雨に反応した結果であると考えられる。シアン化ナトリウムは水と反応する事でシアン化水素ガスを発生させる。このシアン化水素ガスは26度以上では気体となるそうだが、吸入しようものならば目眩や呼吸困難を引き起こすならまだマシな方で最悪死亡することもあると言うから笑い事ではない。吸入した量にもよるのだろうが、ものの数秒で死亡する事もあり得るという危険きわまりない代物だ。考えようによっては放射線よりも危険な状況になっているのではないかとも推察出来る。

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写真にも明らかに出ているが、煙にも様々な色の煙がある。爆発によってどんな化学反応が引き起こされたのが原因なのは論を待たないが、シアン化ナトリウムだけでも700トンなど、どんな化学物質がどれだけあって、爆発によってどんな化学反応が発生したのか?その全容を解明するのは困難になってしまっている。爆発によって図らずも手掛かりが消滅してしまっている事もあり得るからだ。しかし確実に言えるのはそれらが「人体に有害である」可能性が極めて高い、と言うこと位か。またこれらの写真が当局によって見つかり次第問答無用で片っ端から削除されている事は言うまでもない。これらの事から余程の事態であることに疑いの余地はないだろう。

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上記の写真を見れば明らかな様に汚染物質が既に海へ流出して拡散している。九州を始め西日本の日本海側沿岸は特に警戒が必要ではないのだろうか?これとは違うがPM2.5の様に偏西風に乗ってしまえば日本襲来は避けられない。決して他人事とは到底言えまい。

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シアン化ナトリウムの化学的性質は上記の通りである。不肖筆者とて化学は得意分野ではなかったが、読者様の参考になれば幸いである。

公開されている爆心地の写真を見る限り、青い光が確認できないのは不幸中の幸いであるかも知れない。もしそんなものがあれば、それは核臨界の発光である可能性があるからだ。化学反応でこれだけの被害になっているのだ。そこに核まで加わっては笑い事ではない。2回目の爆発は地下で起こったとも言われているが、この倉庫の管理状況から地下に何があっても驚けない。ただ、核物質がなかった事だけはそうであって欲しいと願うばかりである。