記事短評~BPOの倫理観~

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あれこれ言っても「倫理」が必要なのはBPOの方の様だ。

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http://www.sankei.com/smp/entertainments/news/151106/ent1511060017-s.html

NHKの「クローズアップ現代」で多重債務者を出家させて名前を変えるなどの手口で融資金を騙し取る手法を報道したくだりで、実際には知人同士だった「多重債務者」と「ブローカー」の相談場面を隠し撮り風に放送していた件だ。

これについて 高市早苗総務相が4月28日、NHKに文書で厳重注意したがBPOは「政府が個別番組の内容に介入することは許されない。放送事業者が問題を是正しようとしている過程に政府が介入することは、放送法が保障する『自律』を侵害する行為だ」と、批判し、

また自民党情報通信戦略調査会が4月にNHK幹部を呼び、事情を聴いたことについても、「放送の自由と自律に対する政権党による圧力そのもの。厳しく非難されるべきだ」と批判している。

更に意見書で、政府に対し「番組内容に関しては国や政治家が干渉するのではなく、放送事業者の自己規律やBPOを通じた自主的な検証に委ねる本来の姿に立ち戻るよう求める」としたのだが…

何を言っているのか理解に苦しむ。BPOは自らが言う「自浄作用」が期待出来ないから「親方日の丸」や政権与党が事情聴取したとは考えないのか?それ以前に「テレビ局は偏向出鱈目捏造歪曲しても政権批判は自由、ただ度を越えていれば自浄すればいいが、政権はテレビ局の偏向出鱈目捏造歪曲が如何に度を越えていても黙ったまま批判するべきでない。」とでも言いたいのか?そういう左翼思考がこういう問題の根底にあり、それがある限りテレビ局の偏向出鱈目捏造歪曲報道は根絶不可能だろう。

そう考えるなら先ず改めるべきは「BPOの倫理観」ではないだろうか?必要なのはテレビ局の自浄以前にBPO自身の自浄である。「事情聴取を圧力」呼ばわりするのではたかが知れている。これも「偏向」の一環であると言えるだろう。