どうなる?セウォル号沈没事故真相究明、朴槿恵の「空白の7時間」は解明されるのか?

イメージ 1


※事故の真相究明は未だに不明点も多い。朴槿恵の「空白の7時間」も例外ではない様だ。
イメージ 2


ローマ法王にここまで言わせたその意味を韓国人は感じているのか?

昨年韓国社会を震撼させた「セウォル号沈没事故」。かのローマ法王をして

「韓国国民がこの事件をきっかけに倫理的・霊的に生まれ変わることを望む」

とまで言わしめた愚劣な事故対応と事後処理の一連の流れ。そして後から浮上した朴槿恵の《空白の7時間》疑惑」。これを巡って韓国では再び火種が燻っている。
イメージ 3


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00000028-wow-int

セウォル号沈没事故の真相究明の為に発足したセウォル号特別調査委員会」がこの「朴槿恵の《空白の7時間》」についても調査を行う考えを示し、23日にも正式決定する模様だ。これに対して与党系の委員が強く反発、辞任を仄めかしてまで「空白の7時間」の調査をさせないつもりの様だ。

委員は全部で17名居るそうで、その内訳は与党推薦者5人、大法院(最高裁に相当)推薦2人、野党推薦5人、遺族推薦3人、大韓弁護士協会推薦2人となっているそうだ。その内「空白の7時間」についての調査に賛成10名、反対7名だと言うから、通常の多数決で調査の是非を決めるのであれば「空白の7時間」の調査開始は必至である。

イメージ 4


※「言論弾圧事件」として日本も無関係ではない。

…今更言及するまでもないが、日本もこの件には無関係ではない。何せこの「空白の7時間」に関連して流れた噂を噂として記事を書いた産経新聞の加藤前ソウル支局長が何故か名誉毀損と言うでっち上げの被害にあうか否かの瀬戸際なのだから

イメージ 5


※謝罪に追い込まれたが、それと真相究明は別問題。

こういった案件も絡んでいるからなのか、与党系の委員が反発するのはこの「空白の7時間」に何か疚しい事でもあるのではないか?と言う疑念は当然出てくる。調査の結果、例えば朴槿恵のこの7時間の行動が明らかになり、その内容如何では加藤前ソウル支局長の無罪の証明になる…なんて可能性だって有り得る。そもそも加藤前ソウル支局長を罪に問うこと自体が「いつも韓国に辛辣な批判をする産経新聞への報復」と言う政治的目的があるのはまず間違いない所で、その根拠がセウォル号沈没事故の真相究明」と言う韓国国民の総意で葬り去られるのは本末転倒、また壮大な皮肉でしかない。こういう事態を避けたい、そしてそれにより朴槿恵政権がレームダック化するのは避けたい、と言うのが反対論の本音ではないだろうか?だが少なくとも朴槿恵が事故当日「7時間ぶりに」姿を見せた事故対策本部

「(乗客が)みな救命胴衣を着けているのに発見が難しいのか?」

と発言したと言う。だがこの時点でセウォル号内に乗客が多数取り残されていたのは報道からでも明らかな状況だった。韓国政府はこれまで「空白の7時間」について朴槿恵は事故対応の指示を出していた」と釈明していたが、この本人の発言一つで朴槿恵が状況を全く把握していなかった事は明白でかつ釈明は虚偽であると言える。報道でも判る程度の事も理解しないで事故対応の指示など出せる筈もないからだ。

イメージ 6


※会議の様子。調査した方が絶対に良いに決まっている。

また遺族推薦の調査委員会委員長は会見で

「23日の委員会で(大統領に対する調査案件を)審議する予定だ」

「調査を進めていけば(朴槿恵の行動に問題があったか)明らかになるだろう」

と述べ、「空白の7時間」への調査を行う意向を示したそうだ。これに対してセヌリ党の議員から、

「23日にこの案件が通過すれば、特別調査委員会の来年度予算の削減などを含め、厳しく対応する」

と発言があったと言う。どう考えても「空白の7時間」を調査させない為の政治圧力以外の何物でもない。常軌を逸していると断言できる。要するに「空白の7時間」の真相究明を妨害しているのは他ならぬ韓国政府自身である、と言う事だ。
イメージ 10


※だから韓国社会に成長がない。

イメージ 7


※非人道的行為だが「先逃」と言う伝統は守った船長…
イメージ 8


※大統領の「鶴の一声」でこうなった。

日本で仮にこんな発言をした政治家がいれば即議員辞職に追い込まれるであろう問題発言であるが、何せこの国は「法治国家」ではない。朴槿恵が真っ先に逃げ出した船長の行動を「殺人に等しい」と糾弾すれば大法院で本当に船長に殺人罪が適用される国だ。文字通りの「何でもアリ」「なりふり構わず」だが、そこまでするからには「空白の7時間」の内容が国民に知れ渡れば確実に政権がレームダック化するのだろう。…かと言って真相究明を政治圧力で妨害してもやはり国民の反発を買って支持低下に繋がるのであろう。まさしく「行くも地獄退くも地獄」だがこの人物にはお似合いの末路であろう。どうせなら見苦しく抵抗する位なら潔く自ら白状した方がまだマシ、と思うのは不肖筆者だけであろうか?…何れにしてもこれが朴槿恵の致命傷に繋がる可能性は高いものと思われる。
イメージ 9


※「朴槿恵はもう、詰んでいる…」