年末ジャンボ安倍マジック

※本気で韓国側が合意を履行する気ならこのデモは行われたであろうか？

所謂慰安婦問題解決の日韓合意だが、やはり韓国では大騒動になっている模様だ。

http://www.sankei.com/world/news/151230/wor1512300062-n1.html

※自分達の「貶められた」と主張する名誉以上に日本の名誉を貶める「自称元慰安婦」。

合意に元慰安婦や挺対協が猛反発、結局30日には「通常通り」ソウルの日本大使館前で抗議デモが行われていた。そもそも大使館前のデモは「大使館の平穏を侵害する」のは論を待たない為、ウィーン条約に抵触する。そこにある慰安婦像も同様だ。しかもこの慰安婦像、無許可設置の代物である。韓国政府がそれを知らない、等とは口が裂けても言わせないが、韓国政府がその上でこのデモを中止させなかった時点で合意を履行する気があるのか疑問が生ずる。

※ヘイトスピーチ満載のデモでもある。
韓国側は否定しているが、一部報道によれば問題の「10億円拠出」は「慰安婦像の撤去」が前提になっているらしい。と、すれば韓国側が変わらない限り「10億円拠出」はない事になる。それならばこの「慰安婦像の撤去」が義務でも努力目標でも大差ない。「事実上の国際公約」と言っても過言ではなかろう。だがこの分では韓国政府が元慰安婦や挺対協を説得出来るとは到底思えないので、大逆転の「ウルトラＣ」でもない限り日本は「粛々と」準備をして待っていれば良いのである。…韓国がこの問題を巡って混乱を極めて迷走していくのを。

※第3国もコメントした以上、韓国は後戻り出来ない。

今回の合意は文書にこそなっていないが、共同記者会見で日韓外相の発言が世界中に報道された上、これに対する米独豪等の公式コメントまで出ている。その意味では事実上合意文書と同等かそれ以上の意味があるとも言えるだろう。当然韓国側にもそれなり以上の行動と結果が求められる。その意味は韓国政府も承知だろうが、元慰安婦や挺対協を説得出来ない限り話の進めようがない。しかもそれは韓国政府が「自国民の説得」として自力でやらねばならず、そこに他国の介在する余地はないのだ。先日の記事でも述べたが、合意の結果韓国政府は「事実上の国際公約」と「それを譲歩せず国民の説得をする」と言う板挟みに陥った訳だ。ほぼ不可能と言っても良い難題だがこうなることを安倍首相が想定して「10億円拠出」を餌に合意に漕ぎ着けたとしたら…？と言うのが不肖筆者の考えなのである。

※この世論をどう説得するのか？

※予想される結果。

韓国側が国民の説得に失敗すれば国際的な信用は完全に失墜する。国内的にも朴槿恵は支持を失う。そうなれば残りの任期約2年は完全にレームダック化か最悪任期満了出来ないか、である。対して日本は合意を履行すべく準備をしているだけで何処からも非難される謂れはない。そうなればこの問題での日韓の立場は完全に逆転するのである。そうなるのを待ってから今まで20年以上やられた分を文字通りの「Ｘ倍返し」でお返ししてやれば良いのである。不肖筆者としては「その時」を待って保守層有志の皆様にはこれまでの鬱憤を晴らして頂きたいのである。それこそ安倍首相の「深謀にして神謀」ではないかと不肖筆者は見ているが読者様におかれては如何であろうか？

※稀代の「深謀にして神謀」だった…と思う。

兵法にも「敵を騙すには先ず味方から」と言う。未だに「安倍首相、慰安婦に10億円拠出」で憤慨している諸氏にはそういう事ではないか？と言う指摘をここでしておきたい。そもそも安倍首相は所謂慰安婦問題の嘘出鱈目をとっくに御存知である事は今更言うまでもない。そんな安倍首相が「無条件で10億円拠出」なんて言うだろうか？これぞ「年末ジャンボ安倍マジック」とでも言うべきか。

昨日の記事でも述べたが、韓国を「10億円拠出」なんて餌でこの様な板挟みで悶絶死させられるならば実に巧妙かつ痛快な仕掛けではないか。そう考えれば韓国にとっては最悪の年末だが、日本にとっては善き年末となりそうだ。2015年も本日でおしまいではあるが、この場を借りて読者様諸兄には今年1年、このブログに訪問頂き、感謝をここで申し上げたい。来年も色々な記事を書いていく事は間違いないが、来年もまた変わらぬご愛顧を頂ければ幸いである。2016年が読者様諸兄にとって善き1年である事を祈念したい。