史上最大の素数発見!

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「過去最大の『素数』が見つかった」そうだ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160124-00000008-asahi-soci

素数とは「1とその数しか約数のない数」である。今回アメリカ・セントラルミズーリ大学が発見した「過去最大の『素数』」は

2233万8618桁

…だと言うから天文学的」どころの話ではない桁数である。
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※「無量大数」と言う桁でさえ「桁違い」に話にならない桁数の素数があるとは…

気になるその数字は

「2の74207281乗-1」

だそうだが、何せ2233万8618桁の数字である。とてもじゃないが書ききれる数ではない。

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素数には色々な用途がある。精神安定の効能があるかはまた別の話だが…

「そんなのを見つける意味がどこにあるのか?」

と言う疑問を持つ方も居るかも知れない。筆者も専門家ではないので詳しく言及は出来ないが、素数は現在電子商取引の暗号などに使われていると言う。桁の大きな素数が判ればそれだけ解読困難な暗号を作成可能になる、との事なのでより安全な電子商取引に繋がる事が考えられる。またコンピューターの計算能力向上の役にも立つと言うから我々に直接の影響は少なくても「より桁の大きな素数を探す」事には意味があるのだろう。勿論こういう研究をするからには

「2位じゃ駄目」

なのである。蓮舫、聞いてるか?
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※「1位である意味」を理解していない悪例。

…とは言えこんな桁数の素数を独力で発見するのは困難を極める。世界中のコンピューターを繋げて素数を探す「GIMPS」と言うプロジェクトがあるそうで、今回発見したカーチス・クーパー教授もこのメンバーなのだそうだ。クーパー教授はこれまでの最大素数

「2の57885161乗-1」

も2013年に発見しており、その研究成果には敬意を表するべきだが、この発見の為に駆使したコンピューターは実に800万台にも及ぶと言う。

…ところで

素数に上限はあるのか?」

と言う疑問を持つ方も居るかも知れない。答えとしては

素数に上限はない」

そうで、これは数学的にも証明されているらしい。つまりまだ発見されていないだけで

「1億桁の素数

と言うのも存在する可能性はあるのである。実際「1億桁以上の素数」を発見できれば「GIMPS」から5万ドルの賞金が出るそうだ。今回のクーパー教授の発見にも「GIMPS」からセントラルミズーリ大学に「3千ドル」の賞金が出たそうだが、研究の規模や意味から考えればコストパフォーマンス的には極めて安いとしか思えない。しかし、この手の研究とはコストパフォーマンスの問題ではないのであろう。勿論研究予算と言うのは「打出の小槌」ではないが、研究内容とコストパフォーマンスばかりに気を取られていてはいけない、と言うことなのでもあろう。民主党の諸君にはその意味を是非とも考えて貰いたい…が、この先民主党が再び政権交代を果たす事は限り無く可能性0なので実践する機会はないが、せめてこういう事からも何か感じ取って貰いたい…が、やっぱり期待するだけ野暮である。民主党に期待してはならない。
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※政治だけでなく、民主党は科学技術の発展をも阻害する有害な集団である。