政治家の言葉は何処まで本音なのか?

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※答弁する安倍首相。何処まで本音なのか…?

「嘘吐きは政治家のはじまり」と言う訳ではないが、虚々実々の駆け引きもまた政治の一面である事は間違いなかろう。
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http://www.sankei.com/premium/news/160331/prm1603310003-n1.html

今年度予算も成立し、政局の焦点は

「消費税10%引き上げ凍結の是非」

「衆参同時選挙の是非」

であると言える。

…消費税引き上げだが、確かに安倍首相は前回の総選挙の際に「2017年4月から消費税10%」を明言した。しかし、その後の経済状況を見ればリーマンクラスの事態にならなくても予定通りの消費税引き上げが無謀であるのはまず間違いなかろう。…不肖筆者は経済は素人だが、それでもそう思うし、同様の意見は数多い。

それ以前に安倍首相を支持する人でも「消費税10%」に両手を上げて大賛成して前回の総選挙で自民党に投票した訳ではなかろう。「その他に支持出来る政策が多数あるから」とか、「他よりマシ」と言った理由で投票した人もいる筈だ。要するにそれは消費税引き上げ云々より安倍首相続投が優先だった、と言う意味であり、そういう意味では「消費税10%」なんてのは消極的賛成に過ぎない。寧ろ「今引き上げないで欲しい」と思っている国民の方が恐らくは多い訳で、仮に安倍首相が巷で噂になっている通り「消費税引き上げ凍結」を本当に表明しても「公約違反だ」と非難するより「その方がありがたい」と言う声の方が多いのではないだろうか?

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※こんな連中が相手でも油断禁物である。

また、「衆参同時選挙」でも同様だ。幾ら野党がマヌケばかりで話にならない、と言っても衆参同時選挙は安倍首相にとっても「賭け」であろう。改憲賛成派で衆参共に3分の2以上の議席を確保出来れば安倍首相の勝ちで、憲法改正も現実味を帯びるが、どちらか一方でも失敗すれば現有議席を確保出来ればまだしも、却って議席を減らす様では安倍首相の求心力に影響が出る可能性だって有り得る。そうなっては色々な意味で元も子もない。本当に衆参同時選挙に踏み切るかどうかは安倍首相の決断一つだが、衆参で3分の2取れなければ同時選挙の意味はなかろう。その勝算があるのかどうかが鍵になる。今「頭の片隅にもない」なんて言った所で思い付きで衆参同時選挙なんてやる筈はないだろう。

この様に永田町では既に「情報戦」が始まっているのだろう。我々一般庶民もTVや新聞を鵜呑みにしているとニセ情報に引っ掛かってしまう事にもなりかねない。不肖筆者に限らずブログで自らの考えを発信している人々もその様なニセ情報に踊らされた記事を出してしまう危険もある。そうならない様に気を付けたいものである。
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※こういうのもその一環なのだろうか?