オバマ広島訪問を評価する野党議員への違和感の正体

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オバマ広島訪問実現における安倍首相の努力を無視してはならない。

今回の「阿比留瑠比の極言御免」は「番外編」として記事が掲載されている。
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http://www.sankei.com/smp/politics/news/160530/plt1605300003-s1.html

オバマ大統領の広島訪問直後の28、29日に共同通信が行った世論調査によると、オバマ大統領の広島訪問について「よかった」との回答は98.0%に達した。オバマ大統領が広島訪問で「謝罪するべきだった」は18.3%。「謝罪する必要はなかった」が74.7%を占めたと言う。更に内閣支持率もこの1ヶ月で48.3%から55.3%に大幅に上昇、伊勢志摩サミットを「評価する」「どちらかといえば評価する」の合計は78.4%となったと言う。

特にオバマ大統領の広島訪問を「よかった」と評価する声が98.0%とは驚異的な数字である。日本人の総意、と言っても過言ではないレベルである。アメリカにも是非とも届けてあげたい結果であると言えるだろう。
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※日本人の反応をオバマ大統領にも知らせてあげたい。

野党の要人も評価したオバマ広島訪問だが、特筆すべきは産経新聞蓮舫Twitter

オバマ大統領の広島訪問、そしてスピーチ、被爆者の方と話される姿。この歴史的な声明を実現された安倍内閣の外交は高く高く評価します」

と投稿した事をわざわざ記事にする程だった。
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※たまにはまともな事を言う、と思ったが…

しかしその蓮舫は23日には

「(安倍内閣は)国会に対して誠実ではなく、不信任に値する材料はいくつもある」

会見で主張していたのだが…

とは言え、野党議員が是々非々で「良いものは良い」と安倍首相を評価するのは悪いことではない、と不肖筆者も考えていたが、そこは産経新聞である。そんな不肖筆者の甘い認識を完膚なきまでに打ち砕いてくれた。

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※これが「伝説化」になるならとっくの昔に実現していた筈だ。

記事はオバマ大統領は自身の為に広島訪問を決断したのではない」、と指摘する。言われて見ればその通りで歴代のアメリカ大統領が「自身を伝説化する為」、と言う政治的打算があればもっと早くオバマ大統領以前に「形式的に実現」していても不思議はなかったとも言える。良好な日米関係を築いた日本の首相には中曽根元首相や小泉元首相などの名前が挙げられるが、それでもレーガンやブッシュ、と言った当時のアメリカ大統領が広島を訪問する事はなかった。そういう観点から見ればある意味では安倍首相とオバマ大統領は過去最高の日米関係を築き上げた、と言えるかも知れない。そう言えば中曽根元首相や小泉元首相も米議会で演説はしていない。

それどころか第二次安倍内閣は「悪夢の民主党政権」からの引き継ぎである。民主党のマヌケ外交、特にルーピー普天間基地移設問題を引っ掻き回して対米関係をメチャクチャにした「言わばマイナスからの」スタートであった。にも関わらず安倍首相は3年半程でそれまでどの首相もなし得なかった「米議会上下両院合同会議での演説」「アメリカ大統領広島訪問」を実現させたのだ。そこに至るまでの安倍外交の努力の成果を無視する事など出来よう筈もない。
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※演説で真珠湾についても言及している。
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※この握手もオバマ広島訪問に繋がったのだろう。

特定秘密保護法制定、米議会での「和解」のメッセージ、安倍談話、安保法制定…それらの積み重ねの結果、オバマ大統領広島訪問が実現した、と記事は指摘する。それらはどれも確かに「今までどの首相もなし得なかった」事柄ばかりである。

…だからと言って別段安倍外交は全てアメリカの為に行っていた」と言いたいのではない。「日米同盟が外交の基軸」とする以上、その基軸を強化する施策を実行していくのは当然の成り行きではないのか?と、言うことだ。

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※安倍首相はコイツのせいでマイナスからのスタートだった。

「外交」が例え政権交代があったからと言って即座に一貫性を失ってはならない、と言う事はルーピーがその身で実証した。安倍外交がその意味で「微塵もブレなかった」のはそういう理由もあるのだ。

…そういう意味では「結果」には両手を上げて称賛しているのにそこに至る過程で「反対」を繰り返していた政党やそこに所属する議員に違和感や疑問を指摘する記事には理があるだろう。つまり彼等には「大局観」と言うものがないのである。こういう連中には、政権担当など間違ってもさせられないのだ。
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※野党連中に言えることである。