9党の憲法議論、護憲派はやはり愚劣だった…

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※相変わらず護憲派の主張は愚劣だった…

参院選公示を22日に控え、与野党9党幹部の討論会(関西プレスクラブ主催)が18日、大阪市内で開かれた。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160618-00000097-mai-pol

討論会では憲法についても討論が行われたが、護憲派の主張が余りにも愚劣すぎた。

焦点は勿論9条。自民党稲田朋美政調会長

自衛隊は合憲だとしっかり憲法に書くべきだ」

と、主張。これに対して民進党山尾志桜里

「自民草案は自衛隊国防軍に変え、集団的自衛権の制約をなくすとしている。自民草案がある限り、充実した憲法の議論にはなりにくい」

と主張。…だったら民進党も草案を「たたき台」として出せばいいだけの話なのだが、それすらしない。要するに「対案は出さないが反対」と言う民進党のいつものパターンだ。憲法議論と言うのは国家の在り方を左右する最重要課題なのだが、民進党はその土俵にすら立てない程度の政治力しかないと自白しているに等しい。話にならない。
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※お前らに言っているんだよ、左翼。

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※まさか、知らないなんて事はないよな?共産党

共産党小池晃

解釈改憲に明文改憲を重ねるやり方は許さない」

改憲反対を鮮明にしたが、知っている人は知っている話だが、日本国憲法明治憲法の改正案として審議した際、唯一反対したのが共産党である。また、解釈改憲と言うのは何も9条に限った話ではない。憲法13条の「幸福追求権」を根拠にどれだけ憲法に明文化されていない「権利」が主張され、認められてきたか?それらの「人権」は解釈改憲でも何でも認めるが、9条に関しては認めない、と言うのは単なるダブルスタンダードでしかない。そういう情けない主張を公開の場で発言して恥ずかしくないのだろうか?これも話にならない。
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護憲派にはこの「無抵抗主義」の村長は拳王様にどうすればこの悲劇を回避出来たか考えて貰いたいものだ。

日本国憲法が「世界最高、完全無欠の憲法」と論証もしないで「改悪」と言う言葉を使う社民党福島瑞穂など論評にも値しない愚劣な主張でしかない。生活も何処まで行ってもこれらと同じ穴の狢だ。これら護憲派に欠けているのは「憲法9条で日本の安全保障をどう担保するのか」と言う具体論が皆無な事だ。要するに口先だけの理想論の羅列でしかない。そんな代物にどんな意味があるのか?寧ろ憲法9条の存在は日本を侵略しようと企む他国にとってはこれ以上有り難いものはない。いい加減その現実を認識する事だ。それが政治に携わる最低条件である。それすら認識できない民進、共産、社民、生活等に国会の敷居を跨ぐ資格はないだろう。

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※9条改正を先送りするならコレにどう対応するのか?具体案を。

一方改憲派でも温度差がある。

「議論は必要だが改憲は時期尚早」

新党改革代表の荒井広幸は言うが、支那の侵略覇権帝国主義に何時まで見て見ぬふりをするつもりなのか?同様の理由で

統治機構の改革や憲法裁判所の設置が必要だと提案している」

と述べ、改正は9条以外から進めるべきとしたおおさか維新の馬場伸幸幹事長にも同じ事が言えるだろう。その主張には一理あるように思えるが、それらは国家の安全保障が担保されてナンボの議論ではないのか?また、「加憲」を主張する公明党も9条の在り方、と言う議論から逃げ続ける事は出来ない。この件に関しては「沈黙は金」、ではないのだ。

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憲法9条とサンフランシスコ平和条約5条。

尚、サンフランシスコ平和条約5条の規定があるため、憲法9条の有無とは関係なく日本は国際紛争を武力で解決したり、相手を武力で威嚇する、といった行為は慎む義務を負わされている。一部の狂者が主張する憲法9条を改正すれば日本が侵略戦争を始める」と言う事態はそういう理由で起こり得ない。どうしてもそうしたいのであれば憲法を改正するだけではなく、国連も脱退してサンフランシスコ平和条約をも破棄しなくてはなるまい。…余りにも現実離れした空論だ。故に憲法9条を改正するデメリットは基本的に存在しないのである。
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護憲派はこの寓話を現実にしたいのであろうが、それは願い下げだ。