「責任」からも「現実」からも逃げている岡田克也

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※何処が「原理主義者」なのか意味不明な発言の変遷ぶり。

民進党岡田克也には原理原則に忠実である、と言う事で原理主義者」なる異名があるらしい。そのネーミングが適切かどうかはさておき、現在その「原理主義者」が揺らいでいるのは間違いなさそうだ。
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http://www.sankei.com/politics/news/160717/plt1607170021-n1.html

憲法改正、あるいは議論そのものを一切しないと言っているわけではない。球は首相にある」

岡田克也参院選後初めてとなった14日の定例記者会見で突然こう表明した。安倍首相が「正しい憲法に対する受け止め方」を示すという「条件付き」だが、「安倍首相のもとでの憲法改正議論は憲法の破壊」と公言していた従来の姿勢からは明らかな変遷だ。

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※自分で書いておいて「知らぬ存ぜぬ」とは言わせない。

また、参議院選挙でのポスターでのキャッチフレーズ「3分の2をとらせない」についても岡田克也の発言は迷走状態であるとしか言い様がない。公示当日の夕刊フジでは

「『参院改憲勢力3分の2』の議席確保を阻止する」

と明言していた。しかも会見などの類ではなく、岡田克也本人が夕刊フジで受け持っている連載での事だ。だが、参議院選挙の大勢判明後

「『与党で3分の2』ということを(念頭に置き)言っていた」

と態度を一変。7月14日の会見に至っては

「何が3分の2か、いろんな考え方がある」

とけむに巻いた。…おいおい、参議院選挙前の夕刊フジでの発言は一体何なんだ?結果を踏まえて自分の責任を回避するような姿勢にしか捉え様がない。原理主義者」の看板もどこへやら?である。

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※特に民進党

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※反省も成長もない。

「何が3分の2か、いろんな考え方がある」

と、岡田克也は言うが、少なくとも参議院選挙で「護憲」を掲げた民進、共産、社民、生活の連中で非改選含めて参議院議席の3分の1にも満たない議席数で終わった事に変わりはない。故に「何が3分の2」であるかなど「どうでも良い話」でしかない。憲法改正に明らかに反対する勢力」が衆参何れも3分の1以下の議席数しかないのは明白な事実なのだから。「いろんな考え」もヘッタクレもない。明らかに民進党とその協力者だけで「改憲発議阻止」が出来ない、と言うその意味を岡田克也はどう受け止めると言うのだろうか?それは参議院選挙での敗北」以外の何物でもない。それを素直に認めて漸く民進党の善後策が始まる。党首からして言葉の枝葉末節に拘り、「選挙に敗北」と言う事実に対する自身の責任からも、「目の前の現実」からも「後付けの理由」で目を背けているようでは民進党に先はない。これでよく公党の党首が務まり、次期政権を担う、なんて誇大妄想に浸れるものだ。目の前の現実から逃げていても何にもならないのだが、そういう理解すら持ち得ない体たらくでどうして政権が担えると考えられるのだろうか?それこそが民進党の過ちなのだが…

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※「野党連合」に勝たせると訪れる未来。

しかも現在の民進党の中核を占めるメンバーは「悪夢の民主党政権」で活躍…もとい悪名を高めた面々が未だに多い。民進党発足時の目玉人事だった筈の山尾志桜里だが、目立っているのは「政調会長として」ではなく「政治資金疑惑で」である。民進党」に看板が変わっても主要メンバーは「悪夢の民主党政権」のままで、中身もそのまんま。反省も成長もないのにどうして支持を得られると考えるのだろうか?

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民進党期待の人事の実情…

…この際参議院選挙での敗北の責任を取って執行部総入れ替えの上、旧執行部は山に籠って禅でも組んで「今まで」を反省してはどうか?…と、言いたいが、目の前の現実も理解出来ない知的レベルではそうしたところで「下手の考え休むに似たり」の域を出る事はあるまい。だからこそ岡田克也はこの様な愚劣な発言が出来るのである。
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※暫く一党員として大人しくしていれば良いのに…