福島の復興を阻害する東京新聞記者の異常な言動

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先日閉幕したリオ五輪。その閉会式で次回の東京五輪に向けた日本の演出で安倍首相がマリオに扮した「安倍マリオ」が大きな話題になった。

ーマリオが渋谷でドラえもんが4次元ポケットから出した土管を通って、東京からリオへワープ、そして会場にある緑の巨大な土管から安倍マリオが現れるー

世界を驚かせ、また概ね好評の演出だった。不肖筆者としてもこういう演出は大いに称賛したい所ではあるのだが、例えば「一国の首相が公の場でコスプレをするのは如何なものか?」と言う批判が出るのはそれなりに理解できなくもない。しかし、以下の様なケースでは「批判」にすら値しないと言えるのではないだろうか?
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160823-00000009-jct-soci

…記事では実名は伏せられているが、ツイートをしたのは東京新聞の佐藤圭なる記者である。以前記事にしたのだが、「まともな議員」に有田芳生福島瑞穂山本太郎の名前を挙げる様な「どう考えてもまともじゃない」感性の持ち主である。そんな感性だからこそ日本からブラジルにワープする演出から「メルトスルー」を連想できるのだろう。ここまで来ると最早救いのないレベルだが、そんなのが記事を書く東京新聞の知性も「推して知るべし」の範疇である。
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「リオ・シンドローム」とは映画「チャイナ・シンドローム」で語られた様な「核物質が周囲を限りなく溶かしながら地球の中心はおろか、反対側まで突き抜ける」現象を言っているのだろうが、現実にはそんな事は起こり得ない。地球の中心、即ち内核の温度は6000度、と考えられている。核物質が何であれ、そこに到達できたとしてもこの温度では間違いなく蒸発してしまう。また、核物質がその温度に耐えられたとしても日本からブラジルに到達するには内核から先は重力に逆らって進まなくてはならないのは火を見るより明らかだ。所詮は映画の設定であり、現実と混同するのでは事実を語るべき記者としてはその矜持にすら疑問符が付くほどの愚劣な発想でしかない。

だからと言って福島原発の事故を風化させたり忘れてはならない事に変わりはない。だが、27年度産の福島のコメは全量放射線は基準値以下だったのである。佐藤圭の発言は現実に反していたずらに風評被害を煽るものでしかない。

こういう記者の発言も、またこういう記者に記者をさせている東京新聞などメディアとして信用に値しない。福島の復興のためにもこういう連中の除染が必要なのである。