お笑い韓国軍~冬は飛べない自称国産ヘリ~

イメージ 1
※韓国の自称国産ヘリはタダ者ではなかった。

久々に登場の「お笑い韓国軍」である。

韓国が開発費1兆2,996億ウォン(≒1190億円)を投入して開発(?)した「KUH-1 スリオン」。韓国初の「国産ヘリ」として華々しくデビューする…筈だったのだが、そこは「お笑い韓国軍」。そうは問屋がおろしてはくれないのは最早御約束である。
イメージ 2
http://s.japanese.joins.com/article/993/220993.html

…今年初めに米国で実施された結氷テストに通過できなかったのがその理由だ。勿論納品が即時全面中断されたのは言うまでもない。
イメージ 3
※肝心の部品は輸入品…

そもそもこの「スリオン」だが、韓国は「初の国産ヘリ」と言うがそれは眉唾で、ヘリ開発の「核心装置」とされる動力伝達装置を構成する部品約450個のうち韓国内で国産化すると技術移転元のエアバスヘリコプター社側と契約した部品はその30%にすぎない134個でしかなかった。しかもこのうち技術を受け継いで量産可能なレベルで開発されたものは約80個にすぎない。また、韓国は2012年6月に「スリオン」開発が完了したとしたが、その後これまでスリオンに搭載された動力伝達装置はすべてエアバスヘリコプター社の製品であることが確認されていると言う御粗末ぶりである。しかもそれは2年も前に発覚していたのだが、それでも未だに「韓国産」と言うのだから笑ってしまう。
イメージ 4


2012年に韓国内で「戦闘用適合」判定を受けて開発完了を宣言したのに今更何故アメリカで不合格になるのか?と言うと韓国内での試験合格は「結氷試験は追って海外で実施する」という但し書き付きの「合格」だったからだ。韓国内にはその結氷試験を行う施設・装置がない、というのが理由だった。それから4年後、その結氷試験をアメリカで行ったところスリオンのエンジン空気吸入口などで許容値の100gを超過する氷がエンジンに張り付いていたのが確認されたのだ。これだけの氷がエンジンに吸い込まれればエンジンの翼を破損させるおそれがあると言うから明らかな欠陥であるとしか言い様がない。因みに結氷試験はヘリコプターの戦力化の為の必須事項である。韓国国防部と防衛事業庁はスリオンを製作した韓国航空宇宙産業(KAI)に納品中止の指示を出したが、KAI側は

「冬が格別寒いわけでもなく乾燥した朝鮮半島でのスリオン運用には問題ない」

「結氷試験は輸出拡大のための選択事項だ。冬のない東南アジアや中東などには販売することができる」

などと釈明していると言うから問題意識が根底から欠如しているとしか思えない。欠陥があるにも関わらずそれを無視した挙げ句部品は輸入品を使っているのに「韓国が開発」したと吹聴して他国へ売り込みを謀る。ここまで来れば「国家機関による詐欺」だと言えそうだ。
イメージ 5
※要するに冬は飛べない…

スリオンはその他にも機体フレームに亀裂が入ること高空飛行時の低温環境に耐えられずにウインドシールドに亀裂が入る、という欠陥が指摘されている。しかしそれでも韓国軍はこの問題に関して「飛行安全に問題がある」と報告されないかぎり飛行停止措置を下さない方針だったと言うから恐れ入る。自称国産ヘリに愛着を持つのは自由だが「安全」を疎かにした際に払うツケは大きい。しかしこの国では事故が起こって人命が失われてもそれを理解しないのだろう。それどころか「責任逃れ」に終始している様にしか受け取り様がないのだが…?

今回の試験で指摘された着氷問題を解決するために交替しなければならない部品は全部で7つ。しかもこのうち空気吸入口など3つは設計からやり直さなければならないと言う。防衛事業庁機能すべての改善が完了するまでおよそ2年はかかるものと見込んでいるそうだが、それは問題解決を1回でクリア出来れば、の話であって恐らくは欠陥発覚と修理のいたちごっこになるのであろう。韓国の「純国産ヘリ」は「夢のまた夢」でしかない。
イメージ 6
※所詮韓国の技術はそんなもん。