共産党市議会議員が「赤旗」を棄損して配達!?

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※「北アルプス国際芸術祭」は「食」と「アート」がテーマだそうだ。

これが共産党の手口なのであろう。

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http://www.sankei.com/politics/news/161102/plt1611020051-n1.html

長野県大町市共産党市議会議員平林英市が、党機関紙「しんぶん赤旗」日曜版(10月23日号)の一部ページを意図的に抜き取り、同市役所本庁舎内の購読者約60人に配達していたのだと言う。その抜き取られたページは見開きのカラーページ「日曜ワイド」で、「アートに会う秋 現代美術が街に来た」と題し、新潟県十日町市などの「大地の芸術祭」、さいたま市の「さいたまトリエンナーレ」、茨城県日立市などの「北芸術祭」、滋賀県近江八幡市の「琵琶湖ビエンナーレ」-の4芸術祭について紹介している部分であった。そしてその裏面は、マルクス経済学に基づく学者の論文のページと、子供向けのページだったのだと言う。

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※問題の抜き取られたページ。芸術祭特集だ。

大町市では来年6月4日~7月30日に予定される「北アルプス国際芸術祭」に向けて市を主体とする実行委員会が準備を着々と進めている。実行委事務局の市まちづくり交流課が一部ページの欠落に気付いて調査したところ、市役所本庁舎内で配達された約60部全てで同じページが抜き取られていた事が判明したのだと言う。

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※ロゴを発表する牛越徹大町市長。

市が主体の北アルプス国際芸術祭」実行委員会(実行委員長・牛越徹市長)はこれを問題視し、赤旗を発行する共産党中央委員会と、同党大町市委員会に調査を求める文書を10月27日付で送付したそうだ。

約60部の赤旗の一部で欠配が発生した、と言うなら何らかのミス、と言えるかも知れないが、60部全てで同一ページが欠配とは意図的なものだと判断されても致し方無い。産経新聞の取材に答えた元共産党国会議員秘書

「一般企業で社員が自社の看板商品を、気にくわない部分があるからといって毀損させて売るなんてありえない。志位和夫委員長ら党指導部が『赤旗を売れ』と号令をかけていながら、市議が作為的に欠陥商品を読者に届けるとはブラックジョークだ」

と、コメントしている。共産党の市議会議員が共産党機関紙である赤旗を意図的に一部欠配させる理由があるのか?と思うかも知れないが、動機となる事情は記事にも明記されている。

平林英市は「北アルプス国際芸術祭」に対して予算がかかることなどを理由に開催に反対の姿勢なのだと言う。その予算は大町市が1億円、国と長野県が合わせて1億円をかけるのだと言う。つまり他地区の芸術祭を取材した記事を意図的に隠蔽する事で「北アルプス国際芸術祭」に対する好意的な見方をさせない様にし、自身の反対意見に説得力を持たせようと企んだのではないか?と考えられる。

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共産党だぞ。

大町市市議会の議員は16人。その内共産党議席は2でしかない。それでは議会で共産党の意見が主導権を握れないのは明らかなのでこういう挙に出たのだろう。自分達に不都合な意見は手段を問わずに封殺を謀る。ある意味では共産党員の鑑、とも言えるが共産党中央委員会広報部は産経新聞の取材に

「地区の委員会に対応を任せている」

と答えるだけだったと言う。

平林英市の行動は「反党行為」とも言えるし、「共産党員らしい」とも言える皮肉な状況だが、共産党はこれにどう対処するのか?その結末は見物である。
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※さて、どう対応するのか?