マレーシア、北朝鮮大使追放!

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※諸悪の根源となった。

金正男殺害事件を巡り、マレーシアと北朝鮮の関係悪化が激しさを増しているが、マレーシア側はとうとう「大使追放」と言う措置に出た様だ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170305-00000001-jij-asia
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※そりゃ怒るに決まっている。

北朝鮮の駐マレーシア大使姜哲(注:記事では「康哲」と言う表記だが、朝鮮中央通信の表記では「姜哲」との事なので本文ではこちらの表記で統一した)は金正男殺害事件発生直後から

「マレーシアの捜査は信用できない」

「我々の許可や立ち会いもなく解剖を強行した」

「人権侵害の極みだ」

等とマレーシア政府や警察を批判する発言を繰り返していた。そもそも北朝鮮風情が「人権侵害」なんて言葉を口にする時点でブラックジョークも良い所だ。マレーシアのナジブ首相が

「外交的に無礼だ」

と、怒るのも当然、それでもこの者の言動が改まる事はなかった。マレーシア政府がこの様な強硬措置に出るのは姜哲の言動を目の当たりにすれば当然、とも言えるだろう。非は明らかに北朝鮮にあり、マレーシアが全面的に支持されるべきなのは言うまでもない。

既にマレーシア政府は「駐北朝鮮大使の召還」「北朝鮮国民のビザなし渡航中止」と言った措置を執っている。そこに更に「大使追放」と言う措置が加わるのだから、マレーシアと北朝鮮の「友好関係」など「完全に崩壊した」に等しいだろう。と、言うか「修復もまず無理」と、言っても過言ではなく、「国交断絶」と言う結果も現実味を強く帯びているだろう。
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※東南アジア諸国北朝鮮の関係。

マレーシア外務省によると、2月28日に北朝鮮代表団と公式協議し、事件に関する姜哲の一連の発言に対し、文書での謝罪を要求。しかし、期限の同日夜を過ぎても北朝鮮側から回答はなかったと言う。更にマレーシア外務省は4日夕に姜哲を呼び出したものの姿を見せなかったため、

ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」

として、文書で国外追放を通告したのだと言う。通告から48時間以内の退去を求めているそうだ。マレーシアのアニファ外相は4日の声明で

「マレーシア政府は自国に対するいかなる侮辱や名誉を汚す行為にも厳しく対応する」

と表明、更に一連の措置は

北朝鮮との関係見直しの一環だ」

とし、「更なる措置」を示唆している。
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※逆ギレは目に見えている。

事ここに至っても北朝鮮が「非を認めて謝罪」するとは極めて考えにくい。寧ろ「逆ギレ」して「火に油を注ぐ」真似をする可能性の方が圧倒的に高いだろう。そもそも姜哲の国外退去に素直に応じるかどうかすら怪しい。外交官特権を悪用して居座る事だって有り得るが、マレーシア政府は姜哲が「好ましからざる人物」と言うより北朝鮮それ自体が「好ましからざる国家」そのものだと考えるべきだろう。マレーシア政府も既にそう考えているのかも知れないが、次の一手」を打った時に北朝鮮が何を仕出かすか、またこの一連の流れを見ているアジア諸国北朝鮮にどう対応するか?その答え次第では日本にも「要らぬ火の粉」が降りかかってくる危険性も想定しておくべきだろう。例えばこの件で孤立し、経済的にも追い詰められた北朝鮮が戦争を仕掛けてくる、とか。
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※常日頃から「日本の名誉や尊厳を守る」意識を国民に持たせる政策は必要だ。

この様にマレーシアは自国の名誉や尊厳を汚す言動を容認しない、と言う姿勢を鮮明にしたが、その点は日本も同様の事態が発生した場合、同様の姿勢を執るべきなのは言うまでもない。しかし、日本にはどういう訳かそれすら容認しない奇特な思考回路の持ち主が居る。マレーシア政府の対応は当然の範疇だが、連中にはそういう理解はないのだろう。「自国の名誉や尊厳を汚す言動を容認しない」事の何が一体悪いと言うのか?そういう連中にこの件でマレーシアにどんな非があったのか聞いてみたいものだが、その答えはあるのだろうか?もし「ない」のであれば「連中の主張には何ら意味がない」と言う裏返しである。そういう妄言に踊らされてはならない。国民一人一人が「自国の名誉や尊厳を汚す言動を容認しない」意識を持つことが求められているのである。
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※だからこそ左翼連中は日本には不要なのである。