教育勅語の精神は間違っていない。

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※別段問題答弁、ではない。

森友学園を巡る一連の問題に絡んで、どうやら「教育勅語」にも野党の攻撃の矛先は向いた様だ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170308-00000080-mai-pol

8日の参議院予算委員会森友学園の幼稚園で園児が教育勅語を暗唱している事に関して福島瑞穂が質問、答弁に立った稲田防衛相は

「日本が道義国家を目指すべきだ』という精神は取り戻すべきだ」

勅語の精神は親孝行、友達を大切にする、夫婦仲良くする、高い倫理観で世界中から尊敬される道義国家を目指すことだ」

「今も三重県では校庭に教育勅語の碑を置き、父母の日に勅語を全て写させている高校もある」

などと、述べた。要するに

「誤っているというのは違う」

と言う事だ。「その通りである」と言って良い。

福島瑞穂

教育勅語が戦前、戦争への道につながり、道徳規範として問題を起こした」

と訳の判らぬ事を言っているが、教育勅語を一度たりとも読んだ事などないのだろう。と、言うより読んだところで理解するだけの器など最初から持ち合わせてはいないのだから「どっちにしても同じ事」だ。教育勅語が戦争を誘発したのではなく、軍部が戦争の為に教育勅語を利用した、と言う方が解釈としては実相に近いと思われるが、読んだ事のない読者様も居られるかも知れないので、ここに挙げておきたい。
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※原文
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※口語訳
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※これが教育勅語の「十二徳」。何か問題ある?

特に「十二徳」として上記の精神が述べられている。これだけを読めば常識的な内容でしかなく…と、言うか教育勅語を悪」と決め付け、その逆の道を行くなら

「親不孝推進、兄弟姉妹・夫婦も不和で結構、友人さえも信じず、自分の言いたい事「だけ」は言いたい放題、博愛精神など最初から放棄して、勉学に励まず、職も身に付けなければ知識も人格も向上させない、自分の事しか考えず、法律はおろか憲法さえも守らない、そして社会の為には何もしないし役にも立たない」

と、言う人間にしかならない。こんな人間になるなど不肖筆者は願い下げだが、本気で自分からそうなりたい、と言う人は居るのだろうか?いやいや、世間には既にそういう人間が多数いるではないか。そう、それは左翼連中そのものだ。教育勅語を悪」と決め付け、全否定すれば否応なくそうなる。既に教育勅語の精神と対極にある左翼連中が教育勅語を忌み嫌う訳だ。
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教育勅語の正反対ではこういう人物になる。それで良いの?

教育勅語は「基本的人権を損ない、国際信義に疑いを残す」として1948年に衆参両院で排除と失効確認が決議されたが、そう考えればそれこそが大いなる過ちだと言えるだろう。和田政宗議員のブログによれば、平成26年4月8日に和田議員の質問に対して当時の下村博文文部科学大臣

《今局長から答弁あったとおりでございますが、教育勅語そのものを学校で副教材として使用するということについては、歴史的な経緯がありますので、教育勅語そのものというよりは、そういう歴史的な中でいろんな要らぬ議論が出てくることが予想されます。
ですから、そのものを使うということについては相当理解を求める必要があるというふうに思いますが、ただ、その内容そのもの、教育勅語の中身そのものについては今日でも通用する普遍的なものがあるわけでございまして、この点に着目して学校で教材として使う、教育勅語そのものではなくて、その中の中身ですね、それは差し支えないことであるというふうに思います。》

と、答弁しており、

教育勅語そのものではなくて、その中身を学校で副教材として使用するということについては差し支えない」

と言うのが政府の認識であると言って良いだろう。故に和田議員が指摘しているが、稲田防衛相の上記の答弁は

「個人的感想というより大臣としてこの答弁を踏襲したもの」

と見ることも出来るのである。毎日新聞は先述した1948年の教育勅語の排除と失効確認の国会決議を根拠に

《稲田氏に対し、資質を問う声が上がる可能性がある。》

としているが、和田議員の指摘通りなら毎日新聞記事のこの行は「願望」に過ぎない。毎日新聞にとって稲田防衛相が閣僚である事はそんなに都合が悪いのだろうか?勿論この和田議員の質問はその1948年の国会決議を前提に質問している事は言うまでもない。
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※既に教育勅語に関して有意義な質問をしていた和田議員。
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※「教育勅語はヘイト的」なんて言う阿呆に教育勅語を語る資格はない。
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※勝者だけが歴史を作るのではない、のである。

教育勅語に限らずそもそも左翼連中の「根本的な勘違い」は「戦前の日本が『絶対悪』」と言う前提の上に成り立っている事であろう。そこを改めない限り国会であれ、ネット上であれ「建設的な議論」など到底望めない。「戦前の日本が絶対悪」と言うのは「勝った方が正しい」と言う裏返しでしかないが、それは「帝国主義時代の弱肉強食」そのものの考えであり、「帝国主義」とはそういう考えの上に成り立っていた事を知らないのだろうか?教育勅語はヘイト的」なんて言っていた似非コメンテーターなどは論外でしかないが、先ずはこの国会決議を見直すべきではないのか?国会決議だろうが、憲法の規定だろうがその他何であろうが、現在の日本の国益に資さないものはこの際悉くピックアップして見直すのも「日本を取り戻す」為には必要な事であろう。それを行うのは当然だが政府の責任である。安倍首相にはこういう所にも留意して頂きたいものだ。
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※今こそ教育勅語に関する国会決議の見直しを行うべき時である。