恥ずかしい県議会議員の不祥事

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※実に恥ずかしい不祥事である。

随分な「不祥事」である。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170307-00000107-mai-soci

和歌山県共産党県議・松坂英樹温泉施設駐車場のコンセントに自家用のプラグインハイブリッド車を勝手につないで「電気を盗もうとした」として、窃盗未遂容疑で和歌山地検書類送検された、と言うのだ。

記事によると松坂英樹は2月12日午後6時半ごろ、和歌山県県広川町の町立温泉施設を自家用車で訪問。入浴前に駐車場内にある自動販売機付近のコンセントに車の充電用プラグを差し込み、勝手に充電を開始、この為、ブレーカーが作動し、駐車場の自販機やイルミネーションが停電する騒ぎに発展、約1時間後に館内放送で事態を知って施設関係者に陳謝した、という。温泉施設本体には影響がなかったのは「不幸中の幸い」と言えるだろう。

会見で松坂英樹は

「燃費のことを考え、できるだけ電気で走ろうと思った。以前、フロントで許可を得て充電したことがあり、今回は必要ないと思った」

と、釈明しているが、そもそもコンセント差し込み口の上部には「充電しないよう呼びかける紙が張られていた」のだと言う。どう考えても気付かない方がどうかしているが、本人の弁によれば

「暗かったこともあり、目に入らなかった」

としている。
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※それは言い訳にもならない。

だが、常識的に考えれば貼り紙が見えていようがいまいが「他人の所有地内の電気コンセントを無断で使用する」事が妥当かどうかは明白である。刑法245条を見れば

「刑法上『電気』は窃盗の対象となる『財物』とみなされる」

のは否応なく理解できる。県議会議員ともあろう者が「知らなかった」で済む話ではないのだが…
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※刑法の「窃盗」に関しては「電気」は財物と見なされる。

また、

「以前、フロントで許可を得て充電したことがあり、今回は必要ないと思った」

と言う釈明をしているが、1回許可を得て使ったからと言って次回以降、無断で使用して良い、と言う意味ではないのもこれまた当然の話である。それだけでも常識を疑われるレベルなのだが、施設の指定管理者側は毎日新聞に対して

「これまで充電するとの断りを入れられた従業員はいない」

と話しているのだ。一体どういう事なのか?この期に及んでウソを吐いているのであれば本人の言う

「施設の運営会社には誠意を持って謝罪したい」

と言う「誠意」そのものが疑わしい。この件、運営会社から被害届が出された事で事件化しているのだが、そこで運営会社が「ウソを吐く」意味はない。松坂英樹の更なる説明責任は必至だ。
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※本人の釈明に説得力はない。

松坂英樹は実際に1時間は充電していたと言う。にも関わらず何故か「窃盗」ではなく、「窃盗未遂」として書類送検されているが、これまた本人の弁によれば

「県警の事情聴取では被害額などの算定ができないためだと聞いている」

そうだが、バッテリーを特定し、その充電性能から無断充電に供された電気使用量を明確にし、電気料金に換算する事は不可能ではないと思われるが、敢えて「窃盗未遂」に留めたのは「議員辞職」と言う「社会的制裁」は不可避と見ての温情なのだろうか?

「党の県委員会と相談し進退を含め検討している。」

そうだから、結論が出れば共産党からも何らかのコメントが出るのだろう。他者の批判も結構だが、身内の不祥事に対して民進党の様に甘いのでは共産党も国民の信を失う。党所属の県議会議員の不祥事にどう対応するか見物でもある。
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※やはり共産党もそういうクチか。